AKB・坂道
AKB48 Team 8 滋賀県代表 濵 咲友菜 『しゃべらなければイイ女? 笑いの神様に愛された超美形アイドルの思考を深掘り』
AKB・坂道FLASH編集部
記事投稿日:2020.04.06 17:00 最終更新日:2020.04.06 17:00
ー最近、しゃべりの調子はどうですか?
濵 劇場公演のMCでもなんでもそうなんですけど、段取りとかを事前に考えないでしゃべるほうがおもしろくしゃべれることが最近判明したんです。滋賀でラジオ番組を担当させていただいているんですけど、そこでアドリブ力をつけることができました。
ーそもそも地力がありますよね。
濵 小さいころから吉本新喜劇を観てきたおかげです。お笑いの番組が好きで、バラエティも観れば、漫才も観るから、こうきたらこう返すっていうパターンが植えつけられているんです。もちろん芸人さんほどじゃないですけど。よく「芸人さんになりたいんだよね?」って聞かれるんですけど、なんでや! そんなわけないやろ! 私はアイドルや!
ーそんなに怒らないでください(笑)。一昨年の『女芸人No.1決定戦 THE W』に出場しましたけど、お父さんがネタを書いている姿が『AKBINGO!』で放送されていました。
濵 お父さんの能力は高いので、そのときは頼っていました。
でも、『AKBINGO!』も『KANSAI白書』もアドリブでしゃべったほうがウケたんです。
ー極意ってありますか?
濵 たとえば、劇場公演のMCだと、真ん中のメンバーに向きがちじゃないですか。
あれってよくないんです。
端っこにいるファンの方が参加できてない感じになってしまうので。
リアクションを取るときも、ファンの方の目を見ながらリアクションをする。
つねにファンの方を意識することは忘れちゃいけないです。そういう意味では、ファンの方に話を振ったりして、参加型にすることも大事です。
エイトって楽屋トークになりがちなんです。
MCはラジオ感覚になってはいけなくて、ファンの方にただ聴いてもらうだけではなくて、ちゃんと自分も参加しているんだという意識を持ってもらうことが大切です。
ダウンタウンさんも千鳥さんも、観覧の番組では芸人の方はみんなそうしています。お客さんの反応を見ながら、番組を進められているんです。もし寝ている人がいたら、おいしいと思って、そこはイジらないと。「こんにちは~。起きてますか~?」って言わないとダメです。
ー素晴らしい考えですね。やっぱりおもしろいと思われたいんですか?
濵 思われたいです! そこは関西人ですから。
ただ、自分ばかりが出しゃばってもなぁ…と思うこともあるんです。でも、やっぱり自分がいかなあかんって毎回思ってしまう(笑)。
『KANSAI白書』で好評だったのが、MCのミキさんを説教するネタ。
お笑い番組をずっと観てるから、指摘することができるんだと思います。
ミキさんの漫才を観て、「ここはあかんかった」ってケータイにメモしといて、本番で言うんです。
漫才と関係ないけど、「最近、なんで香水つけとんねん」とか(笑)。
そうすると、番組も盛り上がって、気持ちよく収録を終えられます。
これはもうWIN-WINの関係です。
コミュニケーションも大事です。
普通にしゃべってるだけでトーク力って上がりますから。
特にスタッフさんとか、大人の方と話すことは大事です。「このコ、おもしろいなぁ」と思っていただけるきっかけになるし、たとえば、家族でお寿司屋さんに入っても、ついつい食レポしちゃうんです。
「口の中入れた瞬間からとろけるわ~!」とか。
そうすると、大将が喜んでくれます。
お父さんもお母さんも笑ってます。
これ、WIN-WINです。