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元メロン記念日「斉藤瞳」いまは新潟でラジオパーソナリティ
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.04.26 16:00 最終更新日:2020.04.26 16:00
「あら、赤いフリージア。覚えていてくれたんですか?」
新潟市内のFM新潟本社。斉藤瞳は花束に目を輝かせた。もちろん! 『赤いフリージア』といえば、2003年1月29日にリリースされた、「メロン記念日」の8枚めのシングル。初めてオリコン週間トップ10入りを果たした名曲だ。
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「そのときに、つんく♂さんからハート型のキーホルダーをいただいて。メンバー4人、一人ひとりの名前を刻んだティファニー製です」
彼女の右手の薬指に光るのが、同じときに自分へのご褒美として購入した指輪である。
「私たち4人は、約3700人の応募があった『第2回モーニング娘。&平家みちよ妹分オーディション』で選抜されたのですが、けっして順風満帆だったわけではないんです。4枚めのシングル『This is 運命』がヒットしなかったら次はない、と事務所に通告されていました」
だが『This is~』は見事、オリコン週間28位に入るスマッシュヒット。まさに起死回生、“運命” の一曲だった。そして、『赤いフリージア』のさらなるヒットにつながった。
惜しまれつつ「メロン記念日」が解散したのは、2010年5月3日。その後、結婚・離婚を経て、故郷の新潟へ。30歳のときに、FM新潟のパーソナリティに抜擢された。いまは情報番組『SOUND SPLASH』(平日午後4時~6時55分)の火・水曜日担当のレギュラーパーソナリティ。水曜日はディレクターも兼ねる。
「ラジオはパーソナリティの顔が見えないだけに、聴き手に声色やしゃべった内容で想像して、私という存在を作り上げてもらうんですね。だから、私の思いを私なりの表現で伝える、というおもしろさがあります」
アイドル時代の仲間とは、いまも交流が続く。
「2年前の秋には、(メロン記念日のメンバーだった)村田めぐみが新潟へ遊びに来てくれました。『太陽とシスコムーン』の稲葉貴子、元演歌歌手の前田有紀とは家族ぐるみで、毎年夏に来てくれます。魚もお米も美味しいし、県内には観光地がたくさんありますよ」
5年前、高校の同級生と再婚した。
「主人は朝早い仕事で、毎朝5時半に家を出発。どんなに疲れていても、玄関でお見送りするのが日課です」
最後は、ちょっとノロケた。
さいとうひとみ
1981年10月31日生まれ 新潟県出身 1999年、大谷雅恵・柴田あゆみ・村田めぐみと「メロン記念日」を結成。2000年2月19日、『甘いあなたの味』でデビュー。“セクシー担当” として、2010年の解散までグループを牽引した。2011年に帰郷し、2012年3月1日、FM新潟デビュー。番組はインターネットラジオ「radiko」で、どこからでも聴ける
写真&文・高鍬真之
(週刊FLASH 2020年4月21日号)