はんにゃ川島、さんまも驚いた「だし」の魅力を熱弁「旨いよ！」

　料理自慢でも知られるはんにゃ川島ofレジェンド（38）が、『だしパックでおいしくやせる！はんにゃ川島のだしダイエット』（扶桑社）を5月27日に発売する。だし料理を食べて3カ月で12キロ減量したという川島に、ダイエット成功の秘訣を聞いた。

ーー川島さんは料理がお上手で、なかでもだしに関する料理を、番組や本で紹介してますよね。

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川島　そうですね。以前、黄金だしと言われる鰹と昆布の作りたての1番だしのおいしさを、（明石家）さんまさんに知ってもらおうと番組で飲んでもらう機会があったんですよ。

　ちっちゃいコップに入れて用意したんですが、さんまさんが目の前にいるという緊張で、コップを渡すときに手が震えて全部こぼしちゃって（笑）。

　それで、さんまさんに「渡さなくていいから置け」って言われて、無事飲んでもらいました。そしたら「全然、だしだけでうまいな」って言っていただいたんですよ。

ーーそのだしには塩も入れてないんですか？

川島　入れてないです。ちゃんとだしを取れば、本当にだしだけで旨いです。

ーーだしでダイエットできるというのが、すごく意外なんですけど。

川島　だしを飲んだり、だしパックを破って料理に使うと、食物繊維を摂れるし、だしでうま味が増すぶん、調味料を減らせるから、むくみ防止にもなるんです。さらに、だしが胃に膜を張って脂質をブロックする効果があって、太りづらいんですよ。

ーーちゃんと勉強してますね（笑）。川島さんは、だしソムリエ1級を持ってますが、この資格はどういったことができるんですか？

川島　「俺は1級を持っているんだぞ」という自信になります。

ーーいやいや、川島さんの気持ちの問題は聞いてないんすよ（笑）。

川島　だしに詳しいということです。

ーー試験とかあるんですか？

川島　あります。6種類ぐらいのだしを試飲して「これは、いりことかつお節をブレンドしたものですか？」とか「このかつお節はどこのかつおですか？」とかを聞かれるので、それを嗅ぎ分けたりします。

　1級になると、和のだしだけじゃなくて和洋中のフォンドボーとか外国のだしも入ってくるんですよ。あとは「だしを使って自分のオリジナル料理を作ってください」みたいなこともあります。

ーーなかなか本格的で難易度が高めな感じじゃないですか。

川島　はい。受験されてる人も一般人じゃなくて、大手のかつお節の卸売会社の方や食品メーカーの商品開発部の方とかが受けに来られてます。

ーープロが受ける資格じゃないですか。それを早く言ってくださいよ。「自信になります」じゃないんですよ（笑）。川島さんはダイエットインストラクターの資格も持っています。いまはコロナウイルスの影響で外出を自粛して、皆さん運動不足で太りがちだと思うのですが、なにか体重増加を抑えるアドバイスをもらえないですか？

川島　やっぱりだしですね。だしの料理を食べてください。

ーー簡単にできて、やせるだし料理を教えてもらえませんか。

川島　茶碗蒸しをおすすめします。

ーーいやいや、茶碗蒸しは作るのが大変そうですが。

川島　イメージはそうですよね。でも電子レンジで簡単にできるんですよ。カップの中にお水、卵、そしてだしパックを破いて、粉を入れて混ぜてください。カップにふたをして、ここが重要なんですが、200Wで6分間チンしてください。それだけで超旨い茶碗蒸しができます。さっき言ったように、だしパックの粉には食物繊維がいっぱい入っているのでダイエット効果が増すんです。

　ほかには、だしパックを破いた粉とオリーブオイルを混ぜたものを炒め物に入れたり、だしパックの粉とお酢を混ぜた、だし酢もいいですよ。お魚のマリネとかキノコのホイル焼きとかに調味料として使うと、美味しい上にダイエット効果もあります。

※『だしパックでおいしくやせる！はんにゃ川島のだしダイエット』（扶桑社）を5月27日発売

取材・文／インタビューマン山下
　1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ（現・桂三度）とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退。現在はインタビュアー・お笑いジャーナリスト