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『ロバの耳』キャスター「ローバー・美々」1996回開脚して号泣

エンタメ・アイドル 投稿日:2020.09.20 16:00FLASH編集部

『ロバの耳』キャスター「ローバー・美々」1996回開脚して号泣

 

 目指していたのは、日本を代表する報道番組『ニュースステーション』のキャスターだった。本名でNHK教育テレビ(現・Eテレ)に出演していたデビュー8年めの1994年、キャスター募集のオーディションを受けた。

 

「『シャロン・ストーンのようなキャスターを探している』と言われました。やっと夢がかなう、と思って……」

 

 

 オーディションではニュースを読んだあと、なぜか開脚するように言われ、開いた膝と膝の距離をメジャーで測られた。番組が探していたのは、脚を開いてパンツを見せられるキャスターだった。

 

「番組スタッフに、『これでお前は必ずスターになる』と説得されたんです。セクシー女優、セクシータレントがいるのだから、『自分がセクシーキャスター第1号になろう』と覚悟を決めました」

 

ローバー・美々」の誕生だった。深夜番組『どんまい!! スポーツ&ワイド』のワンコーナー「ロバの耳そうじ」で、ミニスカートでニュースを読み上げたあと、突然開脚して股間で番組のFAX番号を告知した。前代未聞の美人キャスターは、人気沸騰。週5本のレギュラー番組を持った。

 

「ブレイクしたら、街や電車の中で『脚を広げてパンツを見せて』と知らない人に言われることは、しょっちゅう。母は大激怒ですし、局に苦情電話が殺到したそうです。反響がすごいので、パンツを見せる回数を3回から2回に抑えました。それでも、スタッフからのオーダーはエスカレートする一方。

 

 あるとき『そんなのできません。局アナの方に頼んでください』と断わったら、『そんなこと、局アナは死んでもやらない!』と叱られて。でも、私はそういうことをやっていました。

 

 局内で櫻井よしこさんに偶然お会いしたとき、『今日も頑張ってね』とお声をかけていただいたことには感謝しています」

 

 1996年には年越し番組として『ロバの耳そうじ』が深夜から朝5時まで生放送された。

 

「『日テレが社運を賭けた年越し番組だ!』と言われ、私が『開脚神社』の中に入って、ひと晩で1996回開脚してパンツを見せる企画でした。最後は達成感で号泣しました」

 

 番組は2年で終了したが、ローバーの勇姿は今も語り継がれている。

 

オフィスの前で。薬品のほかに試料や資材を扱う会社。マスクや眼鏡、フェイスシールドは業務上の必需品だ

 

 2019年末、人生の大きな転機があった。

 

「父が高齢なので、家業の工業薬品会社を手伝いはじめました。半年で、会社の売り上げがアップしましたよ!

 

 いま力を入れているのは、青森県産のホタテ貝殻を加工した『きらきら美ーナス』というノンアルコールの除菌スプレーです。7月からネット販売も開始しました。

 

 営業まわりでは、ローバー・美々を知っている方が多くて助かりました。これも開脚してパンツを見せたおかげだと、今でも感謝しています」

 


ろーばー・みみ
1970年2月10日生まれ 神奈川県出身 1986年『夕やけニャンニャン』のオーディションコーナーで芸能界デビュー。グラビアアイドルとして活動後、『どんまい!! スポーツ&ワイド』(日本テレビ系)内のコーナー「ロバの耳そうじ」(1994年~1996年)にて、開脚してパンツを見せるニュースキャスターとして大ブレイク。現在は有限会社C.S.E.取締役。そのほか最新情報は、公式ツイッター(@rovermimi)にて

 

(週刊FLASH 2020年9月22日号)

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