10月1日に発表されたグッドデザイン賞。2020年度で目立ったのは、ずばりアウトドア用品。テント、焚き火台……これからの秋冬キャンプに欠かせない、焚き火を楽しむためのキャンプ道具が多数受賞した。
同賞を受賞した、男心にグッとささるデザインのキャンプ道具を、本誌にもキャンプ好き芸人として登場した、お笑いコンビ「うしろシティ」阿諏訪泰義がお試しレビュー! 今回は、「調理器具」だ。
【関連記事:うしろシティ阿諏訪がお試し「最新キャンプ道具」小さく畳める焚き火台】
「最近は、調理器具がすべて揃っていて手ぶらで行けるキャンプ場もありますけど、それってなんだか『やらされてる感』があると思うので、ひとつでもいいから調理器具を手に入れて、持って行ってください。それを見ていると、前日からワクワクするはずです(笑)。
初心者は、まずフライパンと深い鍋を準備してください。これさえあれば、ほとんどの料理が作れます。鉄製で、分厚いものがいいと思います。火から下ろしても冷めにくいし、とても丈夫。過酷な使用にも、しっかり堪えてくれます。『キャンプにハマるかどうかわからないからなあ』という初心者は、価格も手ごろなアルミ製を選ぶといいと思います。
僕はドイツの『turk(ターク)』という会社の鉄製フライパンを3年使っていて、汁物以外はこれで作ります。コゲがついても、ガシガシ洗って落としちゃいます。持ち手が工夫してあって、熱くないんです。おでんや湯豆腐は、5年使っている深型のクッカーで調理。どれも、使い込むほど愛着が湧きます」
焚き火を使ったキャンプめし作りで大事なのは、食材よりも調理器具。お気に入りの道具で作った料理は何倍も美味だ。以下では、グッドデザイン賞の調理器具を、ご紹介!
《グッドデザイン賞の調理器具》
●(1)フィールドコーヒーマスター(1万4800円)※12月発売
●(2)HOME&CAMPクッカー 26(3万1800円)
●(3)土鍋膳(1万2980円)
「ファミリーキャンプにぴったりの、ちょっと大きめのグッズ。(2)のクッカーで煮込み料理を作ったり、(3)の土鍋でご飯を炊いたら、絶対に美味しいですね。
ちなみに僕は、クッカーでご飯を炊きます。ご飯を美味しく炊くには、ちょっとしたコツがあります。お米を30分くらい浸水させるんです」(阿諏訪)
(問)スノーピーク
●APELUCA TABLETOP SMOKER(1万5000円)
テーブルの上で手軽に楽しめる、小さな燻製器。ふたの穴から煙が流れ出るデザインが特徴的。チップ、ウッドの両方に対応している。(問)オークス
あすわたいぎ
1983年生まれ 神奈川県出身 2009年、金子学とお笑いコンビ・うしろシティを結成。YouTubeチャンネル『野あすわ』で愛車・ジムニーでの車中泊、焚き火やブッシュクラフトキャンプの様子を配信。キャンプ芸人としてもブレイク中
※今回紹介した商品の価格はすべて税別です
(週刊FLASH 2020年11月10・17日号)