ほかに特筆すべきは、13位に入ったトラウデン直美だろう。ブレイクしたきっかけは、NHKで生中継された「祝賀御列の儀」の特別番組に出演した際の、コメント力の高さ。今では、BSの経済番組や情報番組をメインに出演。今回、同時におこなわれた「将来、期待する司会者」調査では、2位以下に大差をつけてトップとなった。
「ひとりでの切り盛りはまだ難しいが、メインの補佐としては、これ以上ない優秀な秘書役」(制作P)
「ハーフで美人だし、“第2の滝クリ” になれる」(A局編成)
本来ならば、もっと上位にいてもおかしくない中居正広が、16位なのは意外だったが……。「独立して起ち上げた個人事務所の社名に掲げているとおり、のんびりな性格になっている」(B局D)。
フリーアナのなかでは、田中みな実に次ぐ需要を誇る鷲見玲奈が、17位に入った。「人気者になりたいというガッツが溢れていて、エロい衣装も抵抗なく着てくれる=数字が取れるから」(C局D)。
また、今後ランクアップ確実なのが、23位の大泉洋だ。2020年の『紅白歌合戦』の司会にも抜擢されたが、笑いも取れて、テレビマンの間では重宝される存在だという。「『水曜どうでしょう?』(HTB)は秀作なので、タモリや鶴瓶の次に “ぶらぶら” させたい」(D局編成)。
最近、露出が急増している20位の芦田愛菜は、『麒麟がくる』に出演が決定。「秀才ぶりが窺えるし、視聴者は彼女の成長を、自分が過ごしてきた月日になぞらえている」(E局P)。
最後に、大手広告代店関係者が、テレビの将来を占う。
「コロナ禍前の『なんでもあり』だった時代とは、状況が一変しました。司会者を替えることで、新たなスポンサーや視聴者を獲得する動きは加速するでしょう。
また、従来のように大手芸能事務所からの押しつけではなく、本当に制作側が仕事をしたい人を選択することが、増えていくでしょうね」
写真・本誌写真部
(週刊FLASH 2020年11月24日号)