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芦田愛菜『麒麟がくる』9年振り大河出演の決め手は「全国民の娘」

エンタメ・アイドル 投稿日:2020.11.17 22:20FLASH編集部

芦田愛菜『麒麟がくる』9年振り大河出演の決め手は「全国民の娘」

 

 NHK大河ドラマ麒麟がくる』の追加キャストとして、芦田愛菜(16)の出演が発表された。主人公・明智光秀の娘・たまを演じるという。芦田にとって大河ドラマは、2011年放映の『江~姫たちの戦国』で幼少期の茶々(のちの淀君)を演じて以来となる。

 

 

 芦田が演じるたまは明智光秀の次女とされ、のちに盟友であった細川藤孝の嫡男・忠興に輿入れをした。ちなみにこの婚姻は、明智と細川の主君である、織田信長のアイデアとプロデュースによるものだった。この執り成しにより、両家は親戚関係となり互いに喜んだという。

 

 だが、その後の「本能寺の変」では、味方になってくれるものと信じていた光秀を裏切り、細川藤孝は隠居・剃髪して誘いを拒絶する。そのことが、後の細川家の存続に繋がった。

 

 その後、たまは「父親が謀反人」という境遇からかカトリックに改宗し、「細川ガラシャ」となる。関ヶ原の戦いを迎えたときに、石田三成が大坂屋敷にいた大名の夫人や家族を人質に取ろうとしたが、ガラシャはそれを拒絶。

 

 ついには、自殺を禁じたカトリックの教えに従い、細川家の家老・小笠原秀清がふすま越しにガラシャを槍で突いて殺害する、というショッキングな死に際であった。

 

 つまり、たまに関して後世に伝わっているのは、本能寺の変のあとの話ばかりなのだ。今回、芦田がキャスティングされたということで、この「たま」という女性が注目されることになった。

 

 番組の演出担当者が、芦田を起用した理由を明かす。

 

「今回のドラマでは、たびたび明智光秀とその家族の場面が登場します。光秀の前半生は謎だらけですが、おそらく夫人は1人いて側室はおらず、嫡男が1人、娘が3人いたとされています。

 

『この混迷の時代でも、家族の絆を大切にしていたという着眼点で光秀を描こう』と、盟友であった細川家に嫁いだたまにフォーカスしたんです。本能寺の変を聞き、たまはそれをどう考え受け止めたか、たまの視点で光秀を描くことにもなります。

 

 芦田さんに出演をお願いしたのは、多くの視聴者が彼女に “全国民の娘” というイメージを持っているからです。出演が決まってから、彼女はたま=細川ガラシャのことをものすごく研究され、それをノートにぎっしりと記載しているそうです。

 

 じつは、たまも光秀にたびたび手紙を書く筆まめだったという話もあるのですが、勉強熱心な芦田さんとオーバーラップするようでとても感心しました」

 

 ちなみに、11月18日放送の『歴史秘話ヒストリア』で、細川ガラシャの生涯に迫る番組が放送される。

 

「番組はあくまで紹介する歴史上の人物に光を当てるため、視聴者のイメージを邪魔しないように、無名の俳優さんに演じてもらうことが多いんです。

 

 ところが今回は、女優の藤井美菜さんに演じてもらいます。藤井さんは日本だけでなく韓国でも活躍している女優さんですから、NHKとしては力が入っているということです」(前出・担当者)

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