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『七人の秘書』大ヒット秘話…木村文乃が“惚れたラーメン”監修者が語る「江口洋介さんの湯切りはプロ並みでした」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.12.12 11:00 最終更新日:2020.12.12 11:00
12月10日に最終回を迎えたドラマ『七人の秘書』(テレビ朝日系)。初回から2ケタ視聴率をキープし、6話・7話では同局の人気シリーズ『相棒 season19』を超える数字を記録。そして最終回の視聴率は、これまでの最高を更新する16.7%と、有終の美を飾った。
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「主要キャスト7人が豪華なうえに、それぞれに個性がありました。展開もテンポがよく、日本人が大好きな『勧善懲悪もの』を1話完結で見せていたのが、高視聴率の要因でしょう」(芸能ジャーナリスト・佐々木博之氏)
各業界のトップに仕える秘書たちが、“上級国民” を懲らしめていくというストーリーの今作。主演の木村文乃(33)に加え、広瀬アリス(26)、菜々緒(32)、大島優子(32)といった人気の美女や、映画『新聞記者』の主演で注目を集めたシム・ウンギョン(26)が共演。さらに室井滋(62)、江口洋介(52)といったベテラン陣が脇を固めた。
劇中に、この7人を繋ぐ “食べ物” として登場したのが、江口扮する元政治家秘書のラーメン店主・萬(ばん)が作るラーメンだった。出てくるのはシンプルな、中華そば風の一杯。このラーメンを監修した、神奈川県厚木市にある「中華そば麺や食堂 本店」の佐藤正志店長(40)が話す。
「来店した番組スタッフさんに、突然お願いされて引き受けました。テレビドラマのラーメン監修は初めてのことで、びっくりしましたよ。9月から約3カ月、スタジオに通って、作り方などを教えさせていただきました」
主要キャストの7人とは、現場で一緒になることも多かったという。
「撮影の休憩中も皆さん、僕が作ったラーメンを食べてくれたんです。女優さんに『作り方を教えてください』と言われて、お教えしたこともありました。
演技中にもラーメンを食べていますから、みなさん休憩のときは薄味にしてみたり、体のことを考えて麺の量を半分にしたり、チャーシュー抜きで『ネギ、メンマ、海苔』だけにしたりと、アレンジを加えつつ召し上がっていました。
とくに印象に残ったのは、木村文乃さんが『本当にこのラーメン、美味しいです!』と言ってくれたことです。ご自身のインスタグラムのストーリーにも、アップしてくださいました。ほかの出演者の方々も、『美味しい』と言って完食してくれたのが嬉しかったですね」(佐藤店長)
初めて足を踏み入れたドラマ撮影。現場では、ふだんは味わえない雰囲気に圧倒されたという。
「やはり皆さん、本番と休憩では別人のようでしたね。『プロは、さすがだ』としか言いようがありません。私は江口洋介さんに直接、ラーメンの作り方を教えたんですが、『麺を上げるタイミング』『麺の湯切り』をプロ並みにこなしていました。話していても本当に優しく、気さくな方でした」(同前)
劇中に出てくるラーメン店の内観はスタジオセットだったが、外観は都内に実在する店舗が使用されていた。
外観の撮影に協力した東京都千代田区の「中華成光(なりみつ)」の花田高広店長(47)が、高視聴率の反響を語る。
「放送を見て、うちの店に来てくださった人も、多くいらっしゃいます。『ドラマを見てきました』というお客さんに、『じつは、ドラマでは外観だけしか使われてないんですよ』と伝えると、驚く方もいますね。
うちの店のお客さんの多くは常連さんなので、これで新規のお客さんも多く来てくれると嬉しいですね。(撮影のときはどうだったか? と聞くと)外観だけだったので、スタッフの方しかいらしてないんですよ。出演者の方々にも、お目にかかりたかったですが……(笑)」
大ヒットで続編製作も気になるところ。そのときはキャストの “替え玉” はナシで……。