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M-1ファイナリスト「おいでやすこが」はしごを外されたピン芸人2人の出来すぎストーリー

エンタメ・アイドル 投稿日:2020.12.18 20:18FLASH編集部

M-1ファイナリスト「おいでやすこが」はしごを外されたピン芸人2人の出来すぎストーリー

おいでやすこが(左からおいでやす小田、こがけん)/(C)M-1グランプリ事務局

 

 無名だったミルクボーイが、昨年、M-1史上最高得点(※現在の審査方法において)で優勝を果たし、今ではゴールデンタイムのバラエティー番組のメインを務めるほどの人気芸人に大躍進。一昨年の王者・霜降り明星は、いま芸能界を席巻している「お笑い第七世代」くくりを生み出すきっかけにもなった。

 

 

 初代王者・中川家から始まりアンタッチャブル、サンドウィッチマンなど数多くの人気芸人を世に出してきた、漫才日本一を決める『M-1グランプリ』。

 

 SmartFLASHでは、今年もM-1グランプリ2020決勝に駒を進めたファイナリスト9組を総直撃。12月20日(日)の決勝までの毎日、1組ずつ紹介していく。

 

 8組目は芸歴20年のおいでやす小田と、同19年のこがけん、2人のピン芸人が組んだユニット「おいでやすこが」。正式なコンビではないユニットが決勝進出するのは史上初だ。

 

 小田はここまで5年連続R-1ぐらんぷり(次回よりR-1グランプリに改題)決勝進出、こがけんもファイナリスト経験ありと、ピン芸人としての実力は折り紙付き。だが、これまで芸歴不問だったR-1の出場資格が次回より10年未満に変更されたことで、急にハシゴを外される形となった。

 

 一方、その状況が面白がられ、小田の『ワイドナショー』出演をはじめオファーが急増。ある意味、追い風が吹くなかで、思いもよらなかったM-1決勝に挑むこととなった。

 

――決勝進出おめでとうございます。今のお気持ちを聞かせてください。

 

こがけん 信じられなくて、なかなか喜びの感情がわきません。皆さん驚いたと思いますが、その何倍も自分たちが驚いています。発表後の記者会見のことも、横で小田さんがからくり人形みたいに叫んでいたのは覚えているんですが、いつ終わったかもわからなかったです。

 

小田 僕はちゃんと覚えてますよ、20分滑り続けたので。一生忘れないです。でもホンマに実感がなく、2人ともわけがわからない状態で。発表で名前が呼ばれた瞬間、一瞬泣きそうになったんです。カメラの前で涙を見せるなんて……と思ってこらえたら、泣くタイミングを逃してしまいました。そこから感情がどっか行ってしまって、まだ感情は戻ってきていません。いつ戻ってくるんですかね?

 

――今年は新型コロナウィルスの影響もあったと思いますが、準決勝までを振り返っていかがでしたか。

 

こがけん 僕ら、去年のM-1の直前から2人でやるようになったんですが、3回戦で敗退しまして。その後、小田さんに誘われて今年2月から「おいでやすこがチャンネル」というYouTubeチャンネルを作って活動を始めました。

 

小田 きっかけとしては、去年、いろいろなピン芸人が集まり、くじで選ばれた芸人がもう一方にツッコむというライブがあって。それでこがけんがピンネタをやっている後ろで僕がわーわーツッコミしてたら、とんでもなくウケたんです。

 

 これはこがけんにも初めて言うんですが、それを見ていたウチの奥さんに「ユニットよかったよ。こがけんとやりぃや」と言われたんです。それもあって、去年のM-1に誘いました。僕は出て損をする舞台なんてないと思っているので、賞レースも出られるものは全部出たい。なので、今年も出るのは自然な流れで。賞レースの空気は独特なので、その空気を味あわずに逃すなんてもったいないですから!

 

こがけん 奥さんの話は初めて聞いた! 今年は、そもそも準々決勝に勝ち上がった時点でもう大健闘ですし、準決勝に上がるなんて前例もないから……と、結果がダメでも傷つかないように、期待しないでおこうと思っていました。どれだけ芸歴を重ねても、賞レースに落ちるとしんどいんです。

 

小田 予防線を張ってたよな。僕ら、そんな年の取り方してます(笑)。

 

こがけん 記者会見でも言いましたが、ストーリー的に出来すぎてますよね。ピン芸人同士がユニットでM-1を勝ち進んでいる間に、R-1に出られなくなり……。でもそのおかげで小田さんが『ワイドナショー』に呼んでもらって。この追い風でM-1決勝にまで行ってって、もし映画だったら、もうすぐどっちかが死にます(笑)。死亡フラグなんですよ。そんなリスクがありそうなほど、ストーリーが出来すぎているので、決勝に行けるとは思ってもいませんでした。

 

――そんな今年1年を漢字4文字で表すと、どんな言葉になりますか?

 

こがけん 「急転直下」ですね。自粛期間のころは全然仕事がなかったんですが、その期間が明けて少しずつ番組に呼ばれ出して。そこからM-1もトントン拍子に勝ち進んで。お互い今年前半が何もなかったので、後半に入って急にいろいろなことがあり、ついていくのが精一杯という感じでした。

 

小田 何が起きてるのかわからなかったね。

 

こがけん でも小田さん、準決勝前は機嫌よかったですよね。準決勝の前にネタ合わせをしたんですが、僕がトイレから戻ったら小田さんがあいみょんを歌ってたんです。

 

小田 ああ『裸の心』、歌ってたね。

 

こがけん 「なんか1オクターブ高くして、気持ちよさそうに歌ってる男の声がするな」と思いながら戻ったら、小田さんでした(笑)。

 

小田 「災い転じて福と為す」って四字熟語ありましたよね?

 

――「転禍為福」ですね。

 

小田 僕はそれで。R-1が出られなくなって、そこから『ワイドナショー』に出て、松本人志さんにも「ひとりR-1ぐらんぷり優勝」とツイートしてもらえて、その後M-1の決勝までたどり着きましたから。

 

――「ファイナリストのなかで、自分たちが一番だ!」というものはありますか?

 

小田 「一番地味だ」じゃない? 後輩に「準決勝に進んだ25組の中で、逆に一番目立つ」と言われましたし。

 

こがけん 華がなさすぎてね。

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