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【芸能界・意外な話】ドラマ『とんぼ』で長渕剛の舎弟役だった哀川翔は、実は矢沢永吉派だった

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.01.11 11:00 最終更新日:2021.01.11 11:38

【芸能界・意外な話】ドラマ『とんぼ』で長渕剛の舎弟役だった哀川翔は、実は矢沢永吉派だった

 

 哀川翔さんといえば、ドラマ『とんぼ』(TBS系)で長渕剛さん演じる小川英二の舎弟・水戸常吉役で役者としてブレイクしたため、長渕さんの弟分的なイメージがあります。しかし、翔さんは意外にも、もともと長渕派ではなく、矢沢永吉派だったことを勝俣州和さんが教えてくれました。

 

 

 翔さんと勝俣さんは『劇男一世風靡』で先輩・後輩の関係。勝俣さんは、当時毎日のように翔さんのマンションに遊びに行っていたそうです。

 

 その際、矢沢永吉好きの翔さんはいつも勝俣さんに矢沢さんのビデオを見せてくれました。しかし、矢沢さんにあまり詳しくなかった勝俣さんはいまいちピンとこなかったそうです。そこで、長渕さんの大ファンだった勝俣さんが「これ見てくださいよ」と翔さんにすすめたのが長渕さんのライブビデオ『LICENSE』。翔さんはその場でビデオをちょっと見たものの、「やっぱ永ちゃんだな」と言ってやめたといいます。

 

 しかし、翔さんは先輩の意地で勝俣さんがすすめるビデオを「いい」と認めたくなかったようで、勝俣さんが帰った後に長渕さんのビデオを見ていたのです。翔さんはそのビデオに感動し、一人で長渕さんのライブを見に行きました。そして、そのライブ終わりに長渕さんの楽屋に挨拶に行ったのです。

 

 その頃、長渕さんはドラマ『とんぼ』の撮影前。ちょうど自分が演じる英二の舎弟役を探していました。その役名こそ『常吉』で、タイミングよく楽屋に現れた翔さんの姿を見て、長渕さんは「常吉が来た!」と思い、その場でドラマに誘ったといいます。

 

 その話を後に聞いた勝俣さんは、「もしも翔さんが『長渕さんのコンサートに行くから勝俣も一緒に行こうよ』と誘ってくれていたら、俺が常吉になっていた可能性もあるのよ」と笑っていました。

 

 さらに勝俣さんは、翔さんが『とんぼ』に出演できたのは自分が長渕さんのライブビデオを貸したおかげだから、「『とんぼ』の翔さんの出演料の何%かは僕に来ていいぐらいですから(笑)」とも。

 

 ドラマが決まったのは勝俣さんのおかげだと公言しない翔さんに、勝俣さんは納得がいきませんでした。ある日、勝俣さんがそのことを翔さんに伝えると、強めの目力で「黙れ」と威圧をくらい、「それよりカブトムシ持って帰れよ」と言われてしまったそうです。

 

 それにしても、長渕さんと翔さんをつないだのが勝俣さんで、その対価がカブトムシだったとは意外な話ですね。

 

取材・文/インタビューマン山下
 1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退。現在はインタビュアー・お笑いジャーナリスト

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