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和田アキ子、ほんこん、アントニオ猪木…コロナ禍で閉じた“芸能人プロデュース”の飲食店
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.02.28 11:00 最終更新日:2022.02.14 17:37
「Go Toイート」キャンペーンや「感染防止対策協力金」など、コロナ禍での救済策が講じられてもなお、惜しまれながら閉店していく店があとを絶たない。「芸能人がプロデュースする店」も、例外ではないようだ。
大御所歌手・和田アキ子(70)がプロデュースする和食店『お菜屋わだ家 西麻布店』は14年にわたって、芸能界のみならず多くの人々から広く愛されてきた店だが、2020年10月25日に閉店した。
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『わだ家』ホームページトップには、《「有名人のお店だから繁盛する」という言葉はもはや伝説です》という、2007年4月11日付の和田アキ子本人のメッセージが記されている。悲しむ声も、聞こえてくる。
「『わだ家』に行くまでは、『芸能人のお店でしょ』と色眼鏡で見ていました。でも実際には、接客も丁寧でご飯もおいしい店で、何度も使わせてもらいました。西麻布という一等地で、10数年にわたって経営を続けられたことは、すごいと思いますよ」(常連客)
元プロレスラーで、実業家のアントニオ猪木(78)がプロデュースした居酒屋『アントニオ猪木酒場 新宿店』は、2020年7月31日に閉店。
同店にはプロレスファン以外の常連客も多く、SNS上には「いつか再開してほしい」「復活してほしい」との声も……。公式インスタグラムでの閉店告知にも、無念がにじむ。
《元気があっても、コロナには勝てず、大変申し訳ありません。最後ぐらい盛大に盛り上げたいですが、クラスターの懸念から、それすらもできません…コロナが憎いです!》
コロナ禍による閉店は、まだまだ続いている。お笑い芸人の、ほんこん(57)が経営するお好み焼き店『冨くら 銀座本店』も、2020年秋に閉店していた。同じビルに入居する飲食店の女性従業員は、こう話す。
「たしか、10月には閉店していたと思いますよ。銀座コリドー街では、そのころ閉店が相次いでいて、このビルであの時期に閉めたのは『冨くら』さんだけでしたから、よく覚えています」
本誌記者が『冨くら』の入っていたビルを訪れると、郵便受けのシールには店名が残っていたが、店はもぬけの殻にだった。
「ほんこんさんの後輩芸人たちが、よく店を使っていました。私も行ったことがありますが、お好み焼きは美味しかったですよ。銀座という土地柄か、賃料は安くはないでしょうし、経営を続けるのは大変だったんでしょうね」(テレビ局プロデュ―サー)
大きく儲けて羨ましくも見えた芸能人でさえ、苦戦を強いられるコロナ禍。みんなが笑える日は、来るのだろうか――。