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津田寛治「若手時代にチャンスをくれた恩人・大杉漣さん」とのエピソード

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.03.02 16:00 最終更新日:2021.03.02 16:00

津田寛治「若手時代にチャンスをくれた恩人・大杉漣さん」とのエピソード

「役そのものではなく、きたものをどう料理するかが大事」

 

■50歳を迎えて訪れた考え方の変化

 

『FLASH』(2017年10月10日号)のインタビューでは、今後演じたい役を聞かれ「犯罪者のような突き詰めた役」と津田は話していた。

 

「今は変わりましたね。僕の中でも目に見えない転機がすごくあって、芝居がガッと突然変わる瞬間がありました。

 

 そんななか、あるとき気がついたんです。いちばん最初のころ、いい芝居をしてたなと。

 

 僕は高校を中退して福井から役者を目指して東京に出てきて、初めて入ったのが劇団東俳なんです。

 

 そこにすっごく怖い先生がいて、自分もボロクソ言われるだろうと思ったら『こいつ、すごくいいぞ』って褒められて(笑)。それが今でも忘れられないぐらい嬉しい思い出なんです。

 

 でも今は“こなす”っていうのか、あのころとかけ離れた芝居をやってるなと感じたことがあった。50歳になってからかな。

 

 自分の中で考えが変わって、もう一度あそこに戻らなきゃいけないと思いました。どういう役をやるかじゃなくて、きたものをどう料理するかがすごく大事なことなんだなと。

 

 この役はほかの俳優がやったらそうなるかもしれないけど、俺がやったらこうなるよっていうね。その気持ちさえあれば役を選ぶ必要はないんだと思うようになりました」

 

 NHK大河ドラマ『青天を衝け』で、水戸藩の武田耕雲斎を演じている津田の表現が楽しみだ。

 

つだかんじ 
1965年8月27日生まれ 福井県出身 1993年、『ソナチネ』で映画デビュー。『HANA-BI』『模倣犯』『シン・ゴジラ』など出演映画多数。主演ドラマ『ラーメン刑事』が映画・チャンネルNECOにて2月27日、3月6日に放送。NHK大河ドラマ『青天を衝け』に出演

 

【あべちゃん】 
・住所/東京都港区麻布十番2-1-1(都営地下鉄大江戸線・東京メトロ南北線「麻布十番駅」より徒歩2分)
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※緊急事態宣言下のため要確認

 

写真・野澤亘伸
ヘアメイク・黒木翔

 

(週刊FLASH 2021年2月23日号)

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