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水原希子が明かすヌード論「裸体をポジティブに捉える、人間讃歌」

バラエティFLASH編集部
記事投稿日:2021.05.12 20:00 最終更新日:2021.07.16 16:24

水原希子が明かすヌード論「裸体をポジティブに捉える、人間讃歌」

 

「この旅は、自然の中に解放されに行こうというのが一番の目的でした」

 

 そう話すのは、水原希子。友人のカメラマンとデザイナーの3人で、カリフォルニア州東部のシエラネバダ山脈へロードトリップに出たのは、今から4年前のことだった。

 

「大きい岩があって、砂漠が広がるキャニオンのような場所を運転したんです。すると、突然白い世界が見えてきて。まさか砂漠から雪景色になるとは予想していなかったので、すごくビックリしたし、興奮しました。誰もいないし、本当に夢の中みたいで……」

 

 

 当時は、写真集にするつもりはなかったという。しかし、新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけに、「自分たちがやりたいことを頑張ろう」と発売を決定した。

 

「『明日どうなるかわからない』という危機感を感じたときに、自分が心から好きなものや大切にしているものを発信したいと思ったんです。自然体の自分を見せることで、少しでも自由や解放感を感じてもらえたり、『ありのままでいいんだ』と思ってもらえたらいいなと。

 

 本当に自然人に還ったみたいに、裸足になって、裸になって。すると、生命力が湧き上がってきたり嬉しかったり。ときには走りたくなるような気持ちにさせられたり、感動してエモーショナルになったり。とにかく、心がずっと揺れてる感覚でした」

 

 写真集発売にあたって、インスタグラムに、ヌードを「タブーな物」ではなく、「もっとポジティブに多様な捉え方があってもいい」と投稿。彼女のヌード論とは?

 

「ヌード写真集を出すときや、体の露出が多い映画に出るとき、“覚悟のヌード” というふうにネガティブに捉えられることが多いと思うんですが、この写真集はそういうものではなく、本当にあるがままの姿で、そこにいるという状態。

 

 だから、『女の人が頑張って裸になった、体を張った』みたいな感覚で見たら、拍子抜けするんじゃないかな。セクシャルな感じではなく、女性の裸体をポジティブに捉える、人間讃歌のような一冊です」

 

みずはらきこ
1990年10月15日生まれ アメリカ合衆国出身 T168・B75W60
H85 2歳のころから兵庫県神戸市で育ち、2003年よりモデル活動をスタート。2010年に『ノルウェイの森』で映画デビュー。その後、国内外のファッション誌や広告、テレビドラマなどで活躍。自身のプロジェクト「OK」では、クリエイティブとピースな思想を共有できるクリエイターたちとともに、アート作品やプロダクトコラボ、イベントなど実験的な試みを世に向けて発信している。そのほか最新情報は、公式インスタグラム(@i_am_kiko)にて

 

写真・茂木モニカ

 

※写真集『夢の続き Dream Blue』が、PARCO出版より発売中

 

(週刊FLASH 2021年5月11日・18日合併号)

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