エンタメ・アイドル
【坂本冬美のモゴモゴモゴ】『男の情話』演歌のイロハは島倉千代子さんに教えていただいた
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.06.05 11:00 最終更新日:2021.06.05 11:00
時代は、昭和から平成へ。古きよき昭和の匂いを残しつつ、一歩前へ――。しっとりと歌い上げたのがこの曲、『男の情話』(1989年 発売)です。
『あばれ太鼓』と『祝い酒』の勢いを借りて、な、な、なんと、オリコンチャート初登場第7位!
関連記事:【坂本冬美のモゴモゴモゴ】阪神・淡路大震災の復興を願った『心の糸』5人だからできたこと
でも、コンサートで歌う曲を決めるとき、『ブッダのように私は死んだ』と『夜桜お七』『また君に恋してる』はマスト、『火の国の女』も外せない。
『あばれ太鼓』は大切なデビュー曲だし、『祝い酒』も……などなど、あれこれ考えた末に、最終的に「ごめんなさい」になってしまいます。大好きな曲なんですけどね。
だって――見てください、ジャケットのお写真を。
デビュー時と比べると、顔だって少しはすっきりしているし(してますよね?)、着物姿だって……そこはかとなく、着ている感が出ていると思いませんか?
――まだまだ、だな。
そりゃぁ、まぁね。デビューするまで、着物を着たのは、七五三とお正月くらい。
「演歌歌手は日舞をやらなきゃいけない」と言われ、五木ひろしさんに紹介していただいた先生のところに通ったものの、わずか一年でリタイア。
誰でも簡単にできるはずの作り帯を反対につけちゃって、「坂本さん、帯が逆ですよ」と、先生からご指導いただいたほどですから(あ~、恥ずかしい)、まだまだ、なのは仕方ありません。
でも、でも。ステージに立って歌うときの動きは、それでも、だいぶんマシになっていたんです。なんたって、大先輩の島倉千代子さん直伝ですから。