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伊東四朗vs.吉田照美、レギュラーラジオ25年の快進撃を語る「私は無口な男なのに」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.07.17 11:00 最終更新日:2021.07.17 11:00
文化放送が開局70周年を迎えた。声優&アイドル番組、パ・リーグ中継、みのもんたや梶原しげるの伝統を受け継ぐ局アナたちの冠番組――。固定ファンを多数抱え、親しみやすさは随一のラジオ局だ。
なかでも人気ある番組が、1997年放送開始の『伊東四朗 吉田照美 親父・熱愛(オヤジ パッション)』(毎週土曜15時~17時)である。
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2人の軽妙なトークを聞いてほしい。
伊東四朗(以下、伊東) しばらく私だけリモート出演だったけど、やっぱりスタジオはやりやすいねえ。
吉田照美(以下、吉田) リモートだと、スタジオの雰囲気がわからないですからね。
伊東 私が生放送中に眠っても、吉田さんが優しく起こしてくれるからね。「帰ってきてください」って。
吉田 何言ってるんですか。伊東さんの元気さで、この『親父・熱愛』は25年近く続いてきたんですよ。
伊東 文化放送は開局して70年になるんだってね。
吉田 僕は1974年入社だから、そのうち50年近くいるんですよ。
伊東 この番組が始まったとき、社屋は四谷だっけ。私は事務所が近所で、日本一通勤がラクな出演者だったよ(笑)。
吉田 浜松町に移転したのは2006年ですね。僕の原点は、深夜放送の黄金時代を築いた落合恵子さんの『セイ!ヤング』のなかで、短いニュースを読んだりしたこと。落合さん、台本もなしに詩的なことをマイクに向かってしゃべるんです。天才だと思いました。
伊東 逆に私は、本来一日しゃべらなくても平気な無口な男なんですよ。それなのに、文化放送には4時間の生番組(1984年~1996年にオンエアされた『伊東四朗のあっぱれ土曜ワイド』) をやらされてねぇ。
吉田 (笑)。僕も、自分は “平均的な人間” でありたいです。今は、五輪もワクチンも、異常な方向に向かっている時代です。素朴に「おかしい」と思ったことには、ひと言声を上げていきたいですね。
番組は、水谷加奈アナとのトリオで進められる。「3人合わせて250歳まで頑張る」と吉田が笑う。ちなみに現在は合わせて207歳。意気軒昂なオヤジたちの快進撃は続く。
いとうしろう
84歳
「五輪は、ピークを迎える選手のことを思えば開催してやってほしいですが、自分のなかではいまだに迷っています」
よしだてるみ
70歳 1985年にフリーとなってからも “文化放送の顔” 。
「自分がこの歳になって、伊東さんの記憶力や体力に衝撃を受けています」
(週刊FLASH 2021年7月27日・8月3日号)