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『ライオンズナイター』40周年…戸谷真人アナが思わず叫んだ「ナイスプレー、この野郎」

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2021.07.20 11:00 最終更新日:2021.07.20 11:00

『ライオンズナイター』40周年…戸谷真人アナが思わず叫んだ「ナイスプレー、この野郎」

戸谷真人アナ

 

 文化放送が開局70周年を迎えた。声優&アイドル番組、パ・リーグ中継、みのもんたや梶原しげるの伝統を受け継ぐ局アナたちの冠番組――。固定ファンを多数抱え、親しみやすさは随一のラジオ局だ。

 

 なかでも人気なのが、2021年、放送開始40周年を迎えた『文化放送ライオンズナイター』だ。とことん西武びいきに徹したスタイルは、テレビもラジオも巨人戦一辺倒だった当時、画期的だった。

 

 

「開始当初は、よく他球団のファンから、私宛に脅迫状が来ましたね。川崎球場でのロッテ戦では、国士舘の応援部の学生にボディガードをお願いして、放送席の前に立ってもらったこともありますよ」

 

 そう苦笑するのは、3000試合近くの実況を担当した戸谷真人氏だ。

 

「相手チームのことはくささない、って決まりはあったんです。でも、秋山幸二の痛烈なサードライナーを金村義明(近鉄)が横っ飛びで捕ったときは『飛びついた、金村捕ったー! 大ファインプレーだ。ナイスプレー、この野郎』って言ってやりました(笑)」

 

 秋山とは、個人的にも仲がよかったという。

 

「1986年10月27日の広島との日本シリーズかな。秋山は事前に『いちばんいいところでバック宙をやります』って僕に言っていたけど、半信半疑だったから、彼がホームランを打って、くるりと回転してホームインしたときは、実況席で『ホントにやった!』って叫んじゃいましたね(笑)」

 

戸谷真人アナ
75歳 解説の故・豊田泰光氏とのコンビで1985年から1990年代後半までを担当した。

 

(週刊FLASH 2021年7月27日・8月3日号)

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