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渡辺真起子「場に馴染みきらない感じ、それが私の『枠』なのかも」

エンタメ・アイドル 投稿日:2021.07.24 20:00FLASH編集部

渡辺真起子「場に馴染みきらない感じ、それが私の『枠』なのかも」

出演中の日曜劇場『TOKYO MER ~走る緊急救命室~』(c)TBS

 


■どんな “役” にも役割が必ずある

 

 近年は、映画『るろうに剣心 最終章 THE Beginning』など、大作にも出演している。

 

「大作でも基本的なことは変わらないですね。『自由すぎる感じでいないようにしよう』とか意識することはあります。大きな作品で巨大なセットの中にいるのも好き。演じていると、毎日、新しいことしかない。新しいことに現場で出会い、コミュニケーションをとるのが私の喜びなんです」

 

「役の大小は気にしない」という渡辺。

 

「映画やドラマを観てくださる方は、わりとフラットに観ている人も多いと思うんです。誰が主演だからということだけでなく、好きな場所を好きなように観てくださる。役には役割が必ずありますから、私はそこを頑張りたいです」

 

 放送中の日曜劇場『TOKYO MER ~走る緊急救命室~』(TBS系)では厚生労働大臣役で出演中だ。

 

「私にとって史上最高に難しい役だと思います。国会議員役の経験はあるのですが、大臣役はさすがに初めてなので……。

 

 大臣って知的だろうというところからスタートして、知的さってどう表現するのか、そこは探り探り楽しんで演じています。

 

 役柄としては、主人公に対峙するいわゆる悪役というか、ばっちり敵役です。日曜の夜に家族で観る『日曜劇場』という場ですし、観てくださる人に対してきちんと悪役でありたいと思っています。どこまで自分がやり切れるか楽しみです」

 

 モデル時代同様、渡辺は俳優としても「渡辺にしかない枠」を確立し、多くの作品で存在感を見せている。そんな自身の「枠」をこうとらえているという。

 

「モデル時代も、俳優のいまも、周囲から見て、よくも悪くも『その場所に馴染みきらない感じ』が私には常にあるみたいです。もしかして、それが私だけの立ち位置というか、『枠』なのかもしれません」

 

「エキセントリックな役も多いですが、私自身は平凡。つまらない人間です(笑)」

 


わたなべまきこ
1968年9月14日生まれ 東京都出身 18歳でモデルデビュー。「エル・ジャポン」史上2人めの日本人モデルに起用される。1988年より俳優活動を開始し、1999年、カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞受賞『M/OTHER』で高崎映画祭主演女優賞を受賞。2020年、日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞で助演女優賞受賞。映画『明日の食卓』(公開中)、放送中のドラマ『TOKYO MER ~走る緊急救命室~』(TBS系)に出演中

 

【フジ コミュニケーション】
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写真・野澤亘伸/ヘアメイク・KOTO

 

(週刊FLASH 2021年7月20日号)

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