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『水戸黄門』で200回も入浴した由美かおる、最近のお風呂事情は?/8月4日の話

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.08.04 08:15 最終更新日:2021.08.04 08:15

『水戸黄門』で200回も入浴した由美かおる、最近のお風呂事情は?/8月4日の話

入浴シーンは200回以上という由美かおる

 

 1969年8月4日、時代劇『水戸黄門 第一部』の放送がTBS系で始まった。誰もが聞いたことのある「この紋所が目に入らぬか!」との名台詞を世に残し、40年以上も放送が続いた国民的人気番組である。

 

 黄門さまがお供を連れて各地を訪れ、悪人どもをこらしめるお決まりのストーリーは老若男女に愛され、1979年には最高視聴率43.7%という数字をたたき出した。黄門さまだけでなく、「助さん」「格さん」「風車の弥七」といった個性の立ったキャラクターたちも、なじみ深いものとなった。

 

 

 なかでも、由美かおる演じる「かげろうお銀」の入浴シーンは、「水戸黄門といえば」とされるお約束だった。お銀は当初、黄門さまを襲う忍びとして登場するが、黄門さまの人柄に感銘を受けて味方となり、護衛に徹するようになる。1986年のシリーズからレギュラー出演し、キャスト総入れ替えとなったときも、唯一「疾風のお娟(はやてのおえん)」と名前を変えて登場し続けた。

 

 由美は、件の入浴シーンについて、2007年当時、本誌にこう語っている。

 

「『水戸黄門』の入浴シーンは、何回やっても恥ずかしいんですよ。水着は着ているんですけど、スタッフは男性ですし。あのシーンが終わるとチャンネルを変えちゃうなんてお手紙をもらいますが、最後まで見てくださいね(笑)。『水戸黄門』は、続けさせていただける限り続けていきたいと思っています」(2007年4月17日号)

 

 最終的には、出演開始から25年の節目となる2010年に自ら降板するまで、通算200回以上の入浴シーンをこなした。同じ俳優が同じシーンを演じた回数が最多だったため、ギネス申請も検討したという。

 

 今回、改めて、由美に話を聞いた。当時を振り返り、「現場スタッフは、朝から晩まで夏の暑い日も冬の寒い日も、いい作品を作るために情熱的に頑張っていました。その職人気質に感動し、感謝しています」とコメント。

 

 ちなみに、降板の際に開かれた会見では「これからは家の近くの銭湯でのびのびと泳いでみたい」などと冗談を飛ばしていた。そこで、最近の入浴事情について聞いてみると、こんな答えが返ってきた。

 

「夏場はお湯の温度を少しぬるめにしましたが、歌を軽く一曲歌いながら気持ちよく入っています」

 

『水戸黄門』シリーズは、視聴率の低迷もあり、2011年にその幕を閉じる。これほど広くお茶の間に愛された時代劇は、もう今後は現れないかもしれない。

 

写真・時事通信

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