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=LOVE 大谷映美里「指原さんの歌詞のおかげで自分を確立できました!」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.08.26 16:00 最終更新日:2021.08.28 16:06

=LOVE 大谷映美里「指原さんの歌詞のおかげで自分を確立できました!」

大谷映美里

 

 アイドルグループの=LOVE(イコールラブ)が、8月25日に9thシングル「ウィークエンドシトロン」をリリースする。今年5月発売のファーストアルバムがオリコン週間ランキング1位、5月から7月に開催した全国ツアーでは横浜アリーナなどでワンマンライブをおこなうなど、コロナ禍でも勢いを失わないグループだ。

 

 

 今回は主要メンバーの大谷映美里に、加入からこれまでの成長や変化、プロデューサー・指原莉乃とのエピソードを語ってもらった。

 

――7月に横浜アリーナでワンマンライブを開催しました。この規模の会場を埋められるグループはとても少ないですが、大きなステージに立ってどう感じましたか?

 

 すごい、すごすぎる! って感じでした。ステージに立ったとき、この景色にあこがれてアイドルになったんだよなって、昔を思い出して。私は過去に別のグループに所属していたんですけど、なかなか大きな舞台に立つことができなかったので、あらためてその大きさを感じました。

 

 特にステージに出た瞬間は泣きそうになりました。(出囃子の)「Overture」を聞くと、いつも泣きそうになるんですよ。アイドルのライブを見に行く側だったときから、いつもそうだったんですけど。

 

 昔の私と同じように、チケットを買って、遠くから会場まで足を運んで、グッズも用意して、おしゃれして……。そういうことをしてくれる人が、こんなにたくさんいるんだって感じるからこその涙かもしれないです。

 

 応援してくれる人たちの顔、私の名前が入ったグッズを持ってくれてる人たちが見えて、こんなにたくさんの人が支えてくれてるんだって感じられるので、ライブは大好きです。

 

――大谷さんは以前に対談で、プロデューサーの指原莉乃さんから、「(大谷さんは)仕事が決まるたびにしっかりお礼を言える。恵まれた環境に感謝できるのはすばらしい」と評されていました。過去に別のグループでのアイドル活動やアルバイトなどの経験があるからこその姿勢でしょうか。

 

 そうですね。過去には思いどおりにいかないこともたくさんあったので、=LOVEに入ってからは、ありがたいことばっかりだなって思います。特にお礼を言おうって意識をしてるわけじゃなくて、思ったことを口にしてるだけなんですけど。

 

――どんなきっかけでアルバイトを始めたんですか?

 

 前のグループと高校を同時に卒業したとき、バイトを始めました。外の環境に触れておきたかったのがひとつ。もうひとつは、将来アイドルとして大きなステージに立つための準備期間として内面を成長させたいと思ってました。

 

 人と話すのが苦手な性格を変えるため、友達の紹介で居酒屋さんで働き始めたんですけど、失敗続きで本当につらくて。正直、長続きせず、すぐやめちゃいました(苦笑)。

 

――どんな失敗をしてしまったんですか?

 

 お客さんがフレンドリーに話しかけてくれたのに、顔が真っ赤になってなにも言えなかったり、注文を間違えちゃったりして、いっぱい怒られましたね。お店が混みすぎて、ホールが私ひとりだったときは、厨房にいた店長から「お客さん入れすぎ!」って怒られて。

 

 あと、いつも声が小さいって言われてました。もっと大きな声で「いらっしゃいませ!」って言わなきゃいけなくて、頑張ったけど、最後まで大きな声は出せなかったです(笑)。

 

――アルバイトで学んだことは?

 

 一人暮らしを始めたタイミングだったので、ひとりで生活するのって大変だなと、親のありがたみを感じましたね。

 

――その後、別のグループのオーディション落選を経て、=LOVEに加入することに。

 

 オーディションって特技審査があるから、殺陣を習ったこともあったけど、二次審査で落ちたから、結局、披露する機会はないままでした。いくつもオーディションに落ちたあとで、=LOVEのオーディションに受かったから、本当にここで頑張りたいって思いましたね。

 

大谷映美里(c)菊地泰久/週刊プレイボーイ

 

――グループ内で最初にインスタグラムのアカウント開設、ソロ写真集『好きな人』の発売、ファッション誌「bis」レギュラーモデルなど、いわゆる “女子力” を活かした仕事が多いです。初期からこの方向を意識していたんですか?

 

 =LOVEに入る前からメイクとファッションに目覚めて、ひっそりインスタで写真をアップしていたんですよ。グループに入ってからも、周りのメンバーを見たときに、私はメイクとファッションの部分を武器にした方がいいなと考えて。

 

 ただ、いま振り返ってみると、当時の自分は微妙だと感じます。自分では垢抜けてると思ってたんですけどね。いま見ると、ぜんぜんまだまだ。逆にいうと、いまはちゃんと進化できてるってことでもあると思います。

 

 でも、ファッション関係のお仕事ができるとは思ってなかったので、本当にうれしかったです。すごい、ありがたい人生だなって、お仕事が決まるたびに思ってます。

 

――グループ加入から4年経って、見た目以外の変化は感じますか?

 

 自己肯定感が上がったと思います。昔は自分にまったく自信がなかったけど、いまは、メイクをして好きな服を着た自分なら、自信を持てるようになりました。すぐに泣いちゃう弱い自分から、少しだけ自信を持って、自分を確立できたんです。そうなってから、応援してくれる人も増えた気がします。

 

――どんなきっかけでその変化が起こったのでしょうか。

 

 =LOVEの曲の歌詞に影響された部分は大きいです。Wセンターを務めた「CAMEO」の歌詞をいただいたときは、自信がある強い女性の気持ちだったので、私もそうありたいと思って。自信を持った人のほうが、見る側も入り込めるはずだし、私が好きなアイドルも強い人だったから、自分もそうなりたいと思う、大きなきっかけでした。

 

 指原さんの歌詞って、女の子の気持ちに寄り添ってくれるんですよ。赤裸々に、素直な女の子の気持ちが詰まってる。そのおかげで自分を確立できたと思うし、=LOVEに入れて本当によかったって思います。

 

 見た目の部分でも、楽曲からの影響はあります。髪型をシングルごとに変えてるんですけど、「ウィークエンドシトロン」では初めて前髪なしに挑戦しました。

 

 少し違う一面も出してみたいと思い始めた時期で、楽曲もかわいくポップな感じなので、ちょうどいいかなと思ったんです。髪の色は指原さんから「ハイトーンはどうかな?」って提案してもらったので、やってみました。意外と似合ってるんじゃないかって思います。

 

――細かい部分までプロデューサーの目が行き届いているんですね。

 

 本当にすごいですよね。たぶん、メンバーのインタビューも読んでくれてると思うんです。(諸橋)沙夏がグループ初のソロ曲を担当したり、最初の写真集が私だったりしたんですけど、これって、インタビューやSHOWROOMで「やりたい」っていい続けてきたことなんです。

 

「Oh!Darling」って曲の歌詞に私の名前が入ってるんですけど、それって、ひとつ前のシングルで(齊藤)なぎさと(高松)瞳の名前が歌詞に入ってたのがうらやましくて、どこかでぽろっと「私の名前 “映美里” って歌詞には入れられないよね……」って言ったのを聞いてくださったらしくて。うれしかったし、“粋” だなって感じました。

 

――SNSによると、指原さんから洋服のお下がりをもらったそうですね。

 

 私のコラボ企画のお洋服を指原さんが「ほしい」っていってくれたのでプレゼントしたら、そのお返し的な感じなのかな、ハイブランドのお洋服をいただきました。ハイブランドのお洋服は初めてなのでうれしいですし、いつかなにか恩返ししたいなって思います。指原さんみたいに粋なことをしてみたい。

 

――たとえばいま恩返しするとしたら、どんなことをしますか?

 

 え、なんだろう。(しばらく考えて)……歌をプレゼントするとか? いや、これは絶対に違うな(笑)。ちゃんと考えておきます。

 

※大谷映美里ファースト写真集『好きな人』(撮影・菊地泰久、集英社)発売中

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