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中川翔子 個人事務所で「資金消失」被害… 俳優・内田朝陽の母に返還請求、実家を仮差押え

エンタメ・アイドル 投稿日:2021.09.12 06:00FLASH編集部

中川翔子 個人事務所で「資金消失」被害… 俳優・内田朝陽の母に返還請求、実家を仮差押え

 

 ほんの2、3年前まで、そこは2つの家族が親交を深めあう場所だった。それがいま……。

 

 今回、本誌が報じる「騒動」の舞台は、東京都港区にある飲食店。40年以上続く老舗レストランである。

 

「レストランが建つこの土地には、いま『仮差押え』がなされています」(不動産関係者)

 

 

 仮差押えーーとは、金銭を支払う義務のある「債務者」の財産の処分に制約を加える、裁判所の命令である。

 

「じつは、この仮差押えを求めたのはタレントの中川翔子さん(36)の個人事務所です。そして、仮差押えを受けているのが、同じく芸能界で活躍する俳優の内田朝陽さん(39)の実家の土地なんですよ」(同前)

 

 内田は、2007年に放送されたNHK連続テレビ小説『どんど晴れ』でヒロイン・比嘉愛未の夫役を務めた人気俳優だ。ともに10代から芸能界で活躍する中川と内田だが、一方は“オタク系マルチタレント”。もう一方は音楽活動もおこなうイケメン俳優だ。この2人の関係を、芸能記者が話す。

 

「中川さんと内田さんは幼なじみです。かつて、テレビ番組などで『幼いころはファミコンなどで一緒に遊んでいた』と語っています。中川さんの母・桂子さんも、著名人が集まる内田家が営むレストランの常連客でした。中川家と内田家は仲がいいと有名なんですよ」

 

 家族ぐるみのつき合いがあった両家の間で、なにが起きているのか。本誌は内田の実家レストランについて、不動産登記を確認した。内田の父が「所有者」であるこの土地は2020年2月19日に、中川翔子本人が「債権者」となって仮差押え命令が出されている。4月6日に一度、その仮差押えは取り消されたが、4月30日にあらためて中川の個人事務所が債権者として、仮差押えが認められているのだ。中川の個人事務所の代表は母・桂子さんが務めている。

 

 この登記から読み取れる内容を、Seven Rich法律事務所の石原一樹弁護士が解説する。

 

「仮差押えが裁判所に認められたということは、中川さんの個人事務所が内田さんの父親に対して『金銭を請求する権利を有していることが確からしい』と判断されたことを意味します。金銭を請求する権利にはさまざまなものがあり得ますが、たとえば横領など不法行為に対する損害賠償請求や、その連帯保証人への支払い請求も可能性のひとつです」

 

 事情を知る芸能関係者は次のように話す。事の発端は内田の母・A子さんが、中川の個人事務所の事務を手伝っていたことにあるという。

 

「家族同士で長いつき合いだったこともあり、桂子さんはA子さんを信頼していました。そこでA子さんに個人事務所の経理の一切をまかせていたんです。ところが、個人事務所にあるべき資金の一部が消えていることが判明したのです。何度確認しても、金額が合わない。調べるうちに、A子さんによる不自然な送金記録がいくつも見つかりました。最終的に桂子さんは、A子さんが事務所の資金を使い込んだ証拠を見つけて突き付けた、と聞いています。

 

 現在、中川さん側はA子さんに『横領したお金を返してほしい』と“返還請求”をしているところです。正式な裁判に備えた仮差押え命令はすでに勝ち取っていますが、現在、両者の言いぶんは平行線をたどっています。双方の弁護士の話し合いが続いており、まだ提訴前の段階です」

 

 こんな芸能人を巻き込んだ金銭問題は前代未聞だろう。当事者たちはどう答えるのか。

 

 本誌が内田の母・A子さんに連絡を取ると、「横領なんてありません。あなた方には関係ないことです」と話した。登記上、“仮差押え”が認められていることについても確認したが「仮差押えなんてされてません」と、強弁を繰り返した。

 

 内田の所属事務所にも確認したが、「私どもからお話しすることはありません」とのみ回答があった。

 

 一方、中川の母・桂子さんの携帯電話にも連絡を入れたが、返答がなかった。代わって中川の所属事務所は「個人事務所での係争のためお答えできません。弊社としては、中川の名誉を守るための体制を今後とも続けてまいります」と回答した。

 

 中川親子の知人はこう話す。

 

「翔子さんも桂子さんも、A子さんをとても信頼していたので、今回のことは“裏切られた”という気持ちで、たいへんショックを受けています。桂子さんも、最初は事を荒立てるつもりもなかった。ですが、A子さんが返金に応じないため、法廷での解決を探ることになったそうです」

 

 少しでも、早い解決が待たれる。

 

(週刊FLASH 2021年9月28日・10月5日合併号)

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