「初の聖子さんのライブで大興奮でございました!! ずーーーっと行きたかったのですが、特にディナーショーのチケットが本当に取れないんですよー!!泣!! 去年延期になっていたので、今年こそは必ずや!という思いで行かせて頂きました!」
9月20日、興奮気味に自身のインスタグラムを更新し、松田聖子(59)のライブを鑑賞したことを報告した歌手の倖田來未(38)。聖子は、デビュー40周年のコンサートツアーを昨年行うはずだったが、コロナ禍で延期して現在開催中だ。9月18日、19日は神奈川県の横浜アリーナでライブがあり、倖田は19日に会場を訪れた。インスタグラムでは「久しぶりにお母さんとライブ参戦してきました!!!」と、母親と一緒に参加したことも公表。会場で販売されていたオフィシャルグッズのうちわを持った写真をアップしている。
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同日、会場にいた50代の女性ファンはこう話す。
「コンサートが中盤に差し掛かったところでした。ステージの上から聖子ちゃんが『今日は倖田來未さんがいらしてますよ』と言うので、友人と『えーっ!!』と驚きました。コロナ感染予防のため、マスク着用で、声も出せない客席で、歓声代わりに大きな拍手が起きると、前方に座っていた倖田さんが立ち上がって客席に一礼し、大きく手を振って挨拶したんです。その姿を見て、再び大きな拍手が起こりました。聖子ちゃんは『倖田來未さんのことをちゃんとエスコートしてあげてくださいね』なんて、倖田さんの近くの観客席に向かって呼びかけていました。私は席がスタンドだったので、倖田さんの姿は小さくしか見えませんでしたけど、びっくりしたのか笑っている顔は見えましたよ(笑)」
倖田はインスタグラムにこうも綴っている。
「まずは、ほんものだーーっ!という感動。そして何と言っても歌声。ほんっとに、心の奥をぎゅっと掴むような優しい声で、あっというまの時間でした」
「41年間もたくさんの方から愛され続ける意味がライブ会場にはたくさんありました。自然に自分がマスクの中でニコニコしていて、こんなに幸せを頂いて幸せだーっ!という感じでした。私も幸せを届けたいなと改めて感じました」
じつは彼女は、昨年10月に本誌に登場している。自身のデビュー20周年を記念するインタビューで、松田聖子に憧れる“乙女心”を語っていたのだ。
取材当時に本誌記者が「いつまで歌い続けたい?」と倖田に質問すると、ニコニコしてこう答えていた。
「ほんまに聴きたいっていう人がいる限り、ずっと歌い続けたいなって思います。『かっこよく年を重ねて輝いている女性でいたい』と思うんでね。松田聖子さんは、40周年ですよね。かわいくて歌もうまくて声もよくて、憧れです。それこそ、配信ライブとか観たいと思っています。私も20年後は歌っていたい。“目指せ聖子ちゃん”で頑張ります!」
コロナ禍でライブ開催は難しく、多くのアーティストが配信ライブを始めたころだった。あれから1年、“配信でもいいから、聖子ちゃんのライブを観たい”という願いを、やっと叶えたことになる。
倖田は2010年に発売したカバーアルバムで、聖子の『SWEET MEMORIES』をしっとりと歌い上げている。ライブ初参戦の次は、憧れの松田聖子との“歌姫デュエット”を期待できるかも?