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駿河太郎、朝ドラに出て思ったことは「やった!台詞がいっぱいある(笑)」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.10.17 16:00 最終更新日:2021.10.17 16:00

駿河太郎、朝ドラに出て思ったことは「やった!台詞がいっぱいある(笑)」

駿河太郎


■仕事をしているときも慢心しない過信しない

 

 ときに大笑いをしつつ話をする駿河はとても穏やか。仕事も順調そのものに見えるが、意外な答えが返ってきた。

 

「僕らの仕事はオーダーがなくなったら終わりですからね。これがいつまでも続くとか、このままいけるとは全然思ってないです。いつ終わんのやろ……と、ヒヤヒヤしてます。

 

 この仕事って、正解がないじゃないですか。でも、自分がおもしろいと思って現場に持っていったものを、監督さんだったり、プロデューサーさんだったり、共演者の方が共感してくれることもある。

 

 その瞬間は、自分の感覚が間違っていないんだという答え合わせになるんですよね。自分が信じてる方向性と一緒の人が増えてきていて、やっぱりこの仕事はおもしろいなって思うんです」

 

 塩野さんが「はじめて太郎ちゃんがお店に来たときは色が真っ黒だった」と笑うが、それには理由がある。駿河は時間ができれば海に向かい、サーフィンを楽しんでいる。

 

「冬はスノーボードをやるんですが、海でも雪山でも自然と戯れていると、人間の小ささを思い知るというか、悩んでることすらちっちゃく感じられるから、悩まなくなりました。

 

 波にのまれれば自分の力量や身の丈も思い知らされる。だからこそ、仕事においても慢心しない、過信しないようにと思います。難波さんに出会わなかったら、サーファーになってたんじゃないかな(笑)」

 

 駿河を俳優へと導いた難波さんは、2年前に他界した。病気が判明してから、わずか2カ月だったという。

 

「朝ドラに出演する前は、週に6日ほどバイトをやっていました。最後のバイトはコールセンターで、ヨメとはそこで知り合ったんです。バイトしないで俳優の仕事だけで生きてるのが奇跡やと思ってます……難波さんには、いまの姿も見てほしかったな……とは、思います」

 

 そんな思いを抱えながら、正解がわからず悩んだときは、車を走らせ、ひととき波と戯れる。気持ちをリセットしたら “正解のない世界” へ、また戻っていく。台本に忠実に、そして作品を作り出す仲間たちと共感できる演技を求めて。

 

するがたろう
1978年6月5日生まれ 兵庫県出身 音楽活動を経て、2008年、俳優に転向。連続テレビ小説『カーネーション』(2011年、NHK)、『半沢直樹』(2013年、TBS系)、『麒麟がくる』(2020年、NHK)、『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』(2021年、日本テレビ系)、映画『鳩の撃退法』(2021年)など話題作に出演。11月10日〜17日まで東京・東池袋のあうるすぽっとで上演される舞台『葉隠れ旅館物語』に出演予定

 

「CAFE 空とミルク」
住所/東京都世田谷区三軒茶屋2-13-10
営業時間/19:00〜お客さん次第
休日/水曜日
※新型コロナウイルス感染拡大の影響により、記載の営業時間、定休日が変更になる場合があります。

 

写真・野澤亘伸

 

(週刊FLASH 2021年10月26日号)

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