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【坂本冬美のモゴモゴモゴ】『男惚れ』イントネーションがおかしい!レコーディング中に電話でレッスン

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2021.10.30 06:00 最終更新日:2021.10.30 06:00

【坂本冬美のモゴモゴモゴ】『男惚れ』イントネーションがおかしい!レコーディング中に電話でレッスン

坂本冬美のアルバム『男惚れ』ジャケット写真

 

■「違う、違う!」スタジオ中に怒声が

 

 ここまでは完璧です。どこを探しても、問題が起こる要素は微塵もありません……のはずだったのですが……。因果応報。塞翁失馬(さいおうしつば)。災いは突然にやってきます。

 

 あれは……レコーディングをしていたときのことです。

 

「違う、違う、違う!」
 突然、猪俣先生の怒声がスタジオ中に響き渡りました。

 

 先生いわく、歌と歌の間に入ったセリフ、「ほんまに羨ましいわ……」のイントネーションがおかしいというのです。
――そうかな?

 

 これまで秘密にしていましたが(というほど、大袈裟なものじゃないですけど)、高校時代の1年間、何を考えたのか、大阪のタレント養成所に通い、「拙者親方と申すは」から始まる『外郎売(ういろううり)』を覚え、研ナオコさんが出演していたCMのオーディションを受けたこともあるわたしです(もちろん、落ちましたけど)。

 

 イントネーションがおかしい? まさか、そんなはずは、です。

 

 いや、でも、しかし。やっぱりどこかおかしいかも? う~~~~ん、どんどん自信がなくなっていきます。

 

 業を煮やした先生が、その場で大阪のおねーちゃんに電話。「あぁ、俺だ。猪俣だ。今からいうセリフを冬美に教えてやってくれ!」という言葉に半ば呆れ、苦笑しつつも、電話レッスンのスタートです。

 

 でも……。何度やってもうまくいかないどころか、どんどんおかしくなっていって。ついにレコーディングは終了。おかしなイントネーションのまま、発売となってしまいました。

 

 嘘だと思う方は、一度聴いてみてください。和歌山弁でもない、大阪弁でも京都弁でもない、おかしな関西弁になっていますから(苦笑)。

 

さかもとふゆみ
1967年3月30日生まれ 和歌山県出身『祝い酒』『夜桜お七』など数多くのヒット曲を持ち、『また君に恋してる』は社会現象にもなった。「情念POPS」をセレクトして制作された最新コンセプトアルバム『Love Emotion』を10月27日にリリース

 

写真・中村功
構成・工藤晋

 

(週刊FLASH 11月9日・16日号)

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