エンタメ・アイドルエンタメ・アイドル

黒木華『ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○』生瀬勝久いきなり退場で不安ましまし

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.01.13 11:00FLASH編集部

黒木華『ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○』生瀬勝久いきなり退場で不安ましまし

 

 ……え!? 大丈夫なの!?

 

 劇中の編集部員たちの心情と、視聴者の心情が悪い意味でシンクロしたかもしれない。

 

 先週、第1話が放送された黒木華主演のドラマ『ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○』(フジテレビ系)。

 

 大手出版社が運営するニュースサイト「カンフルNEWS」の編集部員たちを描く「社会派 “風” お仕事エンターテインメント」とのことで、主人公・瀬古凛々子(黒木)はサイト閉鎖の危機を救うべく、経理部から編集部に異動してきた切れ者だ。

 

 

「カンフルNEWS」の編集部員は、編集長役の生瀬勝久を筆頭に溝端淳平、野村周平、野間口徹、石井杏奈が演じている。

 

 そんな『ゴシップ』の第1話だが、ラストで生瀬演じる編集長が編集部を去り、黒木演じる瀬古が新編集長に就任するという展開だった。

 

 第2話以降、それを知った劇中の編集部員たちは反対し、不安を抱くのは目に見えているが、「え!? 大丈夫なの!?」と不安を感じた視聴者も少なくなかったのではないか。

 

 それはいぶし銀の演技が光り、いろいろな意味で作品のバランサーとして機能しそうだった生瀬が、あっという間にチームから退場したからである。

 

■黒木の脇を固める編集部メンバーが頼りない?

 

 ここで黒木演じる瀬古の特徴を説明しておくと、洞察力に優れた切れ者だが、他人の気持ちを察したり場の空気を読んだりすることが苦手で、要するにコミュ力が低めの変わった性格の主人公。

 

 そして、溝端や野村が演じる編集部員たちはそれぞれにクセはあるが、総じて仕事へのモチベーションが低く、惰性で記事を作っているような共通点がある。

 

 ニュースサイトの編集部を舞台にしている点は “今風”。だが、主人公をはじめ他のチームメンバーたちは、どこかのドラマで見たことあるようなテンプレキャラばかり。

 

 ストーリーも、社内のお荷物部署に変人系の主人公が加入して改革していくことで、チームメンバーが徐々に影響を受け、部署の成果が上がっていく――というテンプレ展開になりそうな予感。

 

 好意的に解釈すればお仕事エンタメドラマとして “王道” とも言えるが、そういったテンプレなキャラやストーリーは、ドラマ好きの視聴者は飽きるほど見てきている。

 

 それゆえに、穏やかでのんびりした性格で瀬古のよき理解者でもあった生瀬勝久演じる編集長が、いきなりチームから外れてしまったことへの不安が大きいのだ。

 

 黒木華以外の編集部員キャストを改めて考えてほしい。

 

 2番手、3番手キャストである溝端淳平や野村周平は、演技がとびきり上手いわけでもないし、忌憚なく言わせていただくなら旬が過ぎている役者に感じるので、視聴者を惹きつける魅力がやや乏しい。

 

 野間口徹は独特な存在感がありいい味を出す名バイプレイヤーだが、そこまで知名度は高くないし、石井杏奈も将来有望だがまだ人気も実力もそこまで高くない。

 

 冷静に考えて、このメンバーだけでは不安ではないか?

 

 ここに知名度も演技力も抜群に高い生瀬勝久が残っていれば、編集部員たちのやりとりのテンポがよくなり会話劇として面白くなりそうだし、縁の下の力持ち的に作品を引き締めてくれるだろう……が、そんな頼りになる生瀬は早々にいなくなってしまった。

 

 筆者は一視聴者として、「え!? 大丈夫なの!?」と思ってしまった。

 

 本作の公式HP内の「相関図」は現在、「第1話 相関図」と「第2話以降 相関図」に分かれており、「第2話以降 相関図」には生瀬はいなくなっている。第1話は世帯平均視聴率が6.5%、個人全体視聴率が3.8%(※ビデオリサーチ調べ/関東地区)という低調スタートだったため、今後、生瀬不在がさらに悪影響を及ぼさないか、心配が増すばかり。

 

 その心配が杞憂に終わるのかどうか、注目の第2話は、今日オンエアである。

 

堺屋大地
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。これまで『女子SPA!』『スゴ得』『IN LIFE』などで恋愛コラムを連載。現在は『文春オンライン』『週刊女性PRIME』『日刊SPA!』などに寄稿中

 

( SmartFLASH )

続きを見る

エンタメ・アイドル一覧をもっと見る

エンタメ・アイドル 一覧を見る

今、あなたにおすすめの記事