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「Z世代」加藤ジーナさん、初めて自分で服を選んだのは大学生「流行追うのは無意味だと気づいていた」
三浦瑠麗さん以降増加中なのが、芸能人でもジャーナリストでもない女性解説者たちだ。そんな彼女たちの “本業” と、その素顔に迫る!
2021年の新語・流行語大賞のトップテンに選ばれた「Z世代」。『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX)に出演中の加藤ジーナさんは、ほかのメンバーとともに、受賞者として壇上に立った。
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「共演者からは、たくさんの刺激をもらっています。20代に政治参加を呼びかける活動をおこなう能條桃子さんは、気候変動に強い関心を持っていて、私とスタンスが近いと感じています」
加藤さんは、幼いころは学習塾やブティックを営む母の “着せ替え人形”。大学生になり、初めて自分で服を選んだ。
「そのころには、流行を追うことは無意味だと気づいていました。そして、世の中にはすでに大量に服があり、それらをローテーションすれば、新たに作る必要もなく、廃棄も減るだろうと考えました」
加藤さんが身に着けているのは、自身が立ち上げたブランドの繊維や素材メーカーから集めた廃材をアップサイクル(不用品に付加価値をつけ、新しいモノを生み出すこと)した「つけ襟」やピアスだ。
加藤さんのECサイトには、無駄な消費を防ぐため《本当に欲しい!と思った時だけ購入してください》という異例の呼びかけが掲載されている。
■加藤さんが注目するヒト:長坂真護さん
「ガーナのスラム街で集めた廃棄物で作品を作るアーティストで、世界中の注目を集めています」
■加藤さんが注目するモノ:不要な物を持たない
「今は欲しい物が特にないんです」
■加藤さんが注目するコト:SDGsの見直し
「いまやビジネス用語になってしまいました。アフリカでは日本から送られた古着がそのままゴミになっている現実もあります」
かとうじーな
1996年生まれ 静岡県出身 イギリス人の父と日本人の母を持ち、2006年から『天才てれびくんMAX』(Eテレ)に4年間出演。2013〜2014年には『テストの花道』(同前)に出演。2019年に横浜国立大学経営学部を卒業後、廃材を活用したアップサイクルのファッションブランド「miss gina」を手がける
取材/文・鈴木隆祐(ジャーナリスト)