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尾野真千子、新人時代はコミュニケーションが苦手だったのに…「どんどん図々しくなる(笑)」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.02.16 11:00 最終更新日:2022.02.16 11:00
2月15日、「第76回毎日映画コンクール」の表彰式が都内でおこなわれ、映画『茜色に焼かれる』で主演女優賞を受賞した女優の尾野真千子が登壇した。
トロフィーを受け取った尾野は「女優をやっていて、よく孤独を感じることがありました。でも、この作品に出会えて『ひとりじゃないんだな』と、すごく思えました。いま、みんなと飲みたいです」と喜びを語る。
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表彰式では、同作に出演した片山友希と和田庵にも「スポニチグランプリ新人賞」が授与された。同じ作品から2名の新人賞が誕生する快挙について、尾野は祝福の言葉を送る。
「すごいですよね。頑張った結果なんです。みんなでもがいて苦しんで、いろんなことを考えながら毎日芝居していて。その結果がこんなふうにつながったことで、きっと2人にも自信がついたんだろうと思います。母のように嬉しいです」
自身の新人時代については「無口で、コミュニケーション嫌いで、こういうところに立つとすぐ泣いて、うまいことも言えずに帰る」と振り返る尾野。
2人へのアドバイスを求められると「図々しくなりますからね。いろんな場所に連れていってもらって、いろんな人に出会えて、知り合いが増えていくなかで、どんどん図々しくなってこうなる(笑)」と、自虐気味に語っていた。
同作が公開されたのは、緊急事態宣言が発令されていた昨年5月。作中のストーリーもコロナ禍という設定だ。尾野は舞台あいさつで涙を流したこともあるという。
「あのとき泣いたのは、いろんな想いが自分の頭のなかにグルグルとまわっていたから。悔しかったり、寂しい、もどかしい……嫌なことしか頭のなかに思い浮かばなかった。
客席がいっぱいあるのに、全部埋められない悔しさ。こんなに命をかけて、ひとつになってるのに『映画館に行かないでください』って言われるんだって。たくさんの人にこの想いを伝えたいのに、それができない。すごい悔しくて」
続けて「でも、こうやって3人で賞をとれた。それだけの人が観てくれたということ。こんな幸せな気分になれる作品って、いままでなかった。こういう時代になっても、それを味わえた。心からこの作品に出会えた感謝を感じました」と笑顔をみせていた。
( SmartFLASH )