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ガダルカナル・タカ、芸人時代は常に手探り「“持ってない” からこそテレビタレントにシフトできた」

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.04.17 11:00FLASH編集部

ガダルカナル・タカ、芸人時代は常に手探り「“持ってない” からこそテレビタレントにシフトできた」

つまみ枝豆とともに

 

 流されるまま芸人にはなったが、「常に手探り状態だった」と語る。

 

「たけしさんと一緒に楽しいことや、仲間とするばかばかしいことを一生懸命にやってきただけというか。芸人として頑張ろうと思った瞬間は逆になかったかも。

 

 たけしさんからは『芸人ってもんはさ……』と教えられたのですが、それを聞くたびに僕の中でモヤモヤが生まれて。

 

 僕の中では芸人は、客前に立って、笑わせる力がある人たちという意識があるんですよ。なので、自分のことをテレビタレントと言うようになりました」

 

 テレビに出て、芸人たちの力をまざまざと見せつけられたことが今につながっている。

 

「たけしさんをはじめ、(明石家)さんまさん、(島田)紳助さんら、あんなバケモノたちが目の前で戦っているのを見られたのは大きかったですね。同じ土俵にも立てないことを最初のほうで知ったというか。勘違いできないくらいの力の差だったんですよ」

 

 だからこそ、芸人に固執することもなかった。

 

「今の状況で自分がどう立ち回ればいいかにシフトチェンジできたというか。早めに気づけました。もともと “持っていなかった” ことが、結果よかったんだと思っています」

 

 今は情報番組のコメンテーターとしても活躍中のタカ。

 

「プログラムを引っ張っていく人みたいなのは大事だけど、そうではないところは、やっぱり今の人がやったほうがいいと思っています。

 

 もちろん求められたら頑張りたいし、若い人にも遠慮なくきてもらいたいけど、バリバリのバラエティで現役は、体がついていかないかな」

 

 情報番組を取り囲む環境も日々変わってきている。

 

「昔は不倫の話題があったら、『俺を見てみろ。やり方が悪い」と笑っていたけど、今はそんなツッコミは絶対にできない(笑)。難しい時代です」

 

 とはいえ、そこで生きていくのも楽しいと言う。

 

「そもそもそこまで考えずに海に出てしまったからなあ。小さな帆を立てて漕いでいたら、潮が流してくれたり風が吹いてくれた。そのうち近くにたけしさんというクイーンエリザベス号みたいな大型船が現われて、それについていった。

 

 そうやって出会いによって生かされているというか。なので、あまりいろんなことに固執せずやれたらと思うし、いろんなことに対応しながらやっていきたいなって思う」

 

 2018年、たけしが別会社に移り、また世界が変わった。

 

「ずっとたけしさんに見てもらってきたけど、みんな年も年だし、残りの人生は好きにやれよと言われた気がします。たけしさんには長い間、ご苦労様でしたという気持ちでいっぱいです。今後はお互いに連絡を取り合って近況報告みたいなことができれば最高かも」

 

 ビートたけしとはどういう師匠だったのだろう。

 

「図鑑に載っている “ヒューマン・人間” かな。信じられないくらい努力をするし、やりたくないことは絶対やらない。温かくもある、強烈な冷徹さもある……人間やオスの誰もが抱えているものを強く持っている人の気がします。

 

 おっさんがやりたい放題にやるとこういうふうになるという見本を見せられた感じです。でも、こんな生き物に出会えて本当によかったと思います」

 

がだるかなる・たか
1956年12月16日生まれ 静岡県出身 幼馴染みのつまみ枝豆とカージナルスを結成し、『お笑いスター誕生!!』(日本テレビ)でデビュー。たけし軍団に加入後、『スーパーJOCKEY』(日本テレビ)などでビートたけしの右腕として活躍。『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ・日本テレビ系)『とびっきり!しずおか』(静岡朝日テレビ)など情報番組にコメンテーターとして出演中

 

【恵比寿 ろくごう】
住所/東京都渋谷区恵比寿西1-13-6 ブラッサムZEN 2F 営業時間/17:00~23:00(L.O.22:30)
定休日/年中無休 ※完全紹介予約制 ※新型コロナウイルス感染拡大の状況により、営業時間・定休日が記載と異なる場合があります。

 

写真・福田ヨシツグ
スタイリスト・鈴木かづ美
ヘアメイク・中山芽美
衣装協力・global stance

 

( 週刊FLASH 2022年4月26日号 )

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