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マヂラブ野田クリスタルも興味津々「モチダイエット」のメリットを専門家に聞いた【おすすめレシピつき】

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.05.04 16:00 最終更新日:2022.05.04 16:17

マヂラブ野田クリスタルも興味津々「モチダイエット」のメリットを専門家に聞いた【おすすめレシピつき】

 

「マッチョはえらいモチ食ってますね。いま」

 

「炭水化物をとりましょう、というブームが来てるから。炭水化物をたくさん吸収することによって、トレーニングの内容を上げていきましょうとなっているのよ」

 

 4月14日に放送された「マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送)で、「モチダイエット」を力説したのは、筋肉芸人としても有名な野田クリスタル

 

 

 ただ、相方の村上が「太りそう」と疑問を投げかけていたように、「モチを食べすぎて太った」というのはよく聞く話。本当にモチダイエットは効果があるのか? 消化器の名医で、「モチダイエット」を提唱する、みなと芝クリニックの川本徹院長に話を聞いた。

 

「うるち米(白米)とモチ米では、モチ米のほうがタンパク質が2倍あります。さらに、モチ米の糖質は吸収されやすいですが、でんぷんは分解されにくい性質があるんです。ですから腹持ちがいいうえ、糖質でんぷんが徐々に分解されてパワーが長持ちします。

 

 また、パントテン酸というビタミンが、うるち米に比べると2.5倍。同じカロリーを食べてもモチ米のほうが体重が増えず、ダイエットになる。エネルギー効率がよく、新陳代謝が上がる点が、筋トレ界でブームになっている理由だと思います」

 

 血糖値がゆっくり上昇する効果もあるという。

 

「モチ米のほうが食物繊維が多いので、血糖値がじわじわと上がってくる。糖尿病の人にもいい食材なんですね。特に日本人は西洋人と比べて、インシュリンの分泌量が少ない。ですから一気に血糖値が上がると分泌されるインシュリンの量が追いつかず、糖尿病になりやすいといわれています。

 うちの患者さんでも、なにを食べても太っちゃう人とか、糖尿病の患者さんで血糖値のコントロールが必要な人が、おモチに切り替えたことで、体重が増えなくなったり、数値が改善したりしています」

 

 2022年1月に放送された『それって!? 実際どうなの課』(日本テレビ系)では、川本院長の監修のもと、お笑い芸人のチャンカワイが3日間、モチを食べ続けるモチダイエットに挑戦。3日間で、切りモチ83個(4.2キロ)を食べながら、体重は92.8キロから91.6キロへと見事に減量に成功した。

 

「こんなに太らないものかとビックリしましたね。普通のご飯を食べるとき、おかずは塩分が濃かったり、脂っこいもので食べますよね。でも、おモチの場合、脂っこいものが合わないんです。だから野菜系が多くなって低カロリーですむ。

 

 それからおモチは粘着性がありますから、よく噛んで食べざるをえない。結果として、お餅のほうが太りにくいんです。ご飯一杯の代わりにをおモチを2〜3個食べる。それだけで効果があります」

 

 ただ、モチを食べ続けるには工夫が必要だ。モチは他の食材と比較してビタミンが少ないため、ビタミンを補えるレシピがおすすめという。以下、川本院長おすすめのレシピをあげていこう。

 

(1)きな粉モチ
「きな粉はもともと大豆で、ミネラル、タンパク質、ビタミンも豊富です。カロリーも低く、筋トレする人にはいい食材。砂糖をオリゴ糖に変えれば、同じ甘味でも体に吸収されにくくなります」

 

(2)磯辺焼きチーズ
「海苔を巻いてお醤油をかける。焼き海苔はビタミンKが豊富で、骨を丈夫にする。また、チーズはカルシウムが豊富で、メルティングタイプのチーズだと海苔とよく合って美味しいです」

 

(3)大根おろしと納豆
「納豆は焼き海苔と同じくビタミンKが多い。大根おろしに納豆をまぜるのでもいい。腸内細菌も納豆菌の影響で善玉菌が増えて体調もよくなります。

 

 大根おろしは、ビタミンCが豊富ですし、消化酵素ジアスターゼがたくさん入っているので、お餅に入っているんぷんもよく消化できる。

 

 ちょっとお醤油をたらせば美味しいですしね。疲労回復ということでは、ネギに含まれるアリシンがよいので、納豆にネギを付け足すとビタミン的にはバランスがとれてきます」

 

(4)お汁粉
「お砂糖をたっぷりいれると太りそうですが、小豆は大豆に負けず劣らずのスーパーフード。繊維質も多いですし、ビタミンB1が含まれていて、疲労回復にいい。筋トレした後にお汁粉を食べるのは、すごくおすすめです。お砂糖控えめのお汁粉はさっぱりしていて食べやすいですよ」

 

(5)お雑煮
「ビタミンDがとれるシイタケ、シャケを入れるといい。シャケやイクラは、アスタキサンチンという、ビタミンCの約6000倍の抗酸化作用を持つ成分が入っていて老化を防げます。

 

 筋トレした後は細胞が酸化しますから、酸化した細胞を元気な状態にするという意味で、抗酸化作用がある食材(ポリフェノールなど)で筋肉を若返らせることも必要です。

 

 お雑煮なんかにそうした具材を入れて、筋トレ後に食べるとすごくヘルシーですし、カロリーも低くてすみますね」

 

 料理する時間がなければ、うるち米の代わりにモチ米を食べるだけでも効果はあるという。

 

「最近では、モチ米のお弁当も売っているし、うるち米にモチ米を混ぜるだけでも効果はあります。粘り気が薄まって食べやすくなる。繊維質が多くなって、腸活、便秘解消にいいです。

 

 あとは、ちまきとか山菜おこわなど、直接モチ米を食べるのもいい。粘着度が高いからよく噛むようになるし、けっこうすぐにお腹がいっぱいになりますから。ダイエット目的なら、ちまき、おこわ、お赤飯がいいと思います。お赤飯は小豆も入っていますしね。

 

 昔の人は、バランスのいい食材を合わせて食べていたんだと思います。東南アジアでは、スティッキーライスというモチ米系のものを普通のご飯のように炊いて、マンゴーなどをのっけて食べますね。

 

 日本では考えられないかもしれないけれど、モチ米自体は甘めなので、デザート感覚でも合うんです。モチは英語でも、mochiなんです。もっと世界中に広まってほしいです」

 

「モチは太る」は単なるイメージのようだ。上記レシピを参考に、「モチダイエット」に挑戦しては?

 

( SmartFLASH )

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