《本当に好きな映画だからみんな見て欲しい!》
《マジで一番好きな神映画》
5月20日『金曜ロードショー(金ロー)』(日本テレビ系)で放送されるのは『ショーシャンクの空に』(1994年)。地上波での放送は、じつに24年ぶりで、『金ロー』では初めての放送となる。番組公式サイトで「今あなたが金曜ロードショーで見たい」「多くの人に見てもらいたい」映画を募集したところ、この作品が選ばれた。
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同作は、スティーヴン・キングの短編小説『刑務所のリタ・ヘイワース(Rita Hayworth and Shawshank Redemption)』を映画化したもの。無実の罪でショーシャンク刑務所に投獄された元銀行員、アンディ(ティム・ロビンス)が、刑務所内の古株であるレッド(モーガン・フリーマン)らとの出会いを通し、希望を捨てずに刑務所内を生き抜いていくヒューマン・ドラマだ。
「まさに、言わずと知れた“不朽の名作”映画。映画情報サイト『IMDb』のトップ映画250ランキングでは、公開から28年経った今でも『史上最高の映画』としてナンバーワンに君臨しています。
公開当初の興行収入は奮わなかったものの、口コミが広がり、長い年月をかけて世界中に愛される映画になりました。そんな映画だからこそ、日本のネット上ではたびたび“ショーシャンク問題”といわれる論争が起こるのです」(映画誌ライター)
ショーシャンク問題とはなんなのか、前出の映画誌ライターがこう続ける。
「映画好きを自称する人に好きな映画を聞いたとき『ショーシャンクの空に』を挙げられると、がっかりする、という主張がネットで投下されたことに端を発します。『そんなのは当たり前だから』ということなのでしょう。
これを受け、『いちばん好きな映画に同作を挙げづらくなる』という声もあがりました。通にはマニアックさを求める、日本人らしい考えといえますが……。
これに対し『どんな作品を好きと語ろうが自由』という主張が行き交うのが“おなじみ”になっているのです」
たしかにネット上でも、作品を支持する人へのさまざまな意見が上がっている。
《たまに「好きな映画に『ショーシャンクの空に』をあげるやつは映画素人だ(あくまでニュアンスです)」みたいな意見を見かけるけど、やっぱりいい映画だと思うよ。》
《映画好きに観た本数とか何が好きとか関係ないでしょ。好きなものは好き》
《いい映画だとは思うんだけど、映画好きを自称する人から『ショーシャンクが一番好き』と返ってくるとちょっと期待はずれ感がある》
双方の主張で共通しているのは、同作が間違いなく“いい映画”だと思っていること。だったら、それでいいような気もするが……。
( SmartFLASH )