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綾瀬はるか『元彼の遺言状』最終回間近なのに…いまいち盛り上がらない決定的な理由

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.06.06 11:00FLASH編集部

綾瀬はるか『元彼の遺言状』最終回間近なのに…いまいち盛り上がらない決定的な理由

 

 物語の縦軸だった相棒の秘密に意外性がなく、話の展開のディテールに粗さがあり、盛り上がるはずの最終話の引きもなんだか弱そう。

 

 綾瀬はるか主演の月9ドラマ『元彼の遺言状』(フジテレビ系)。敏腕弁護士・剣持麗子(綾瀬)が、バディとなる篠田敬太郎(大泉洋)と難解な殺人事件などを解決していくミステリー作品なのだが、このドラマ、いまいちな理由が多いのである。

 

 過去5年間の主演連続ドラマ3作品がすべて二桁視聴率のヒット作となっており、視聴率女王との呼び声も高い綾瀬の最新作ということで、ドラマファンからの期待値が高かった本作。

 

 

 フタを開けてみると、世帯平均視聴率(※視聴率はビデオリサーチ調べ/関東地区)は第1話が12.1%、第2話と第3話が10.3%と好調だったが、第4話から先週放送の第8話までは9.0%、8.6%、7.9%、8.6%、8.7%と一桁を記録してしまっている。

 

■謎多きバディの正体が明らかになっても驚きナシ

 

 バディである篠田は、麗子が付き合っていた元彼(生田斗真)の大学サークル時代の先輩なのだが、序盤から謎多き人物として描かれていた。

 

 実は名前も経歴もすべてウソ。本名は「田中守」だという篠田は、6年前にある島で起きた殺人事件の容疑者で逃亡生活をしており、無実を信じてくれた麗子の元彼にかくまってもらっていたというのが真相だった。

 

 とは言え、正直、さほど驚きはない。

 

 最初に麗子は面識があるはずだった篠田のことを全然覚えていなかったし、その後も篠田が警察を避けるシーンが何度かあったためだ。この男が偽物で警察に追われる過去があるというのは容易に想像がついた。殺人事件の指名手配犯だったというぐらいの秘密では、まあそうだろうな……ぐらいの淡白な感想。物語の縦軸としての意外性が薄すぎたのである。

 

■脚本家の都合で主人公の行動が不自然すぎる

 

 また、脚本家都合の展開の粗さが見えてしまい、萎える場面も。

 

 たとえば第8話では麗子が篠田を警察に突き出すシーンがあった。麗子が三ツ星レストランに誘い、ふたりで食事をしている最中に刑事が現れて逮捕されたため、篠田は裏切られたと思い込む。

 

 しかし、麗子は篠田を保釈させる算段がある程度ついており、彼の弁護士になって無実を証明するつもりでいた模様。冤罪を晴らすためには警察の捜査情報も必要だと考え、あえて逮捕させたようだ。……と聞くと、麗子の行動は理に適っているように思えるが、果たしてそうだろうか。

 

 最初から篠田に作戦の全貌を伝えて、彼に自ら警察へ出頭させたほうが潔白を証明する際に有利になるはず。篠田の虚をついてまで、警察に踏み込ませて逮捕させるメリットって? 要するに、麗子というキャラクターの立場から考えるととても非合理な行動を取っているわけで、おそらくこれは脚本家の都合でしかない。

 

 一見、麗子が篠田を警察に売ったように見せかけて、やはり彼の味方だったというどんでん返しを演出したかったのだろうが、脚本家が視聴者に媚びるために、主人公がめちゃくちゃ不自然な行動を取ってしまったのはいかがなものか。

 

■わかりきった結末…ハッピーエンドが既定路線?

 

 こうして6年前の篠田の殺人容疑を晴らすことになったのだが、今夜放送の第9話は予告動画などで “最後の事件” と謳われているので、おそらく第10話が最終回となり、残り2話分を使って解決するのだろう。

 

 けれど、物語は佳境に入っているはずなのに、どうにも盛り上がりに欠けている気がするのだ。

 

 というのも、篠田が自分は無実だと主張し、麗子がそれを信じているのならば、最終回で真犯人を見つけ出して篠田が無罪放免となるハッピーエンドが、どう考えても既定路線。もう結末がわかりきっている。しかも、登場済みのキャラの誰かが、実は篠田に罪をなすりつけた真犯人だったという結末ならばまだショッキングではあるが、6年前の事件だと考えると、その線は薄い。

 

 今クールNo.1視聴率で独走している嵐・二宮和也主演の『マイファミリー』(TBS系)は、ひとつの連続誘拐事件を描いている。当然、これまでに登場している意外なキャラクターが真犯人という可能性が高いため、視聴者は最終回まで目が離せないのだ。

 

『元彼の遺言状』はそれとは対照的で最終回の引きが弱い。“最後の事件” は驚きや盛り上がりはあまりなくても、せめて脚本の粗などなく、きれいに完結してくれるといいのだが――。

 

●堺屋大地
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。これまで『女子SPA!』『スゴ得』『IN LIFE』などで恋愛コラムを連載。現在は『文春オンライン』『週刊女性PRIME』『日刊SPA!』などに寄稿中

 


( SmartFLASH )

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