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横山剣 EVではなく旧車を選ぶ理由は「インフラが十分でないから」1970年の「ダットサン510」をレース仕様に
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.07.02 06:00 最終更新日:2022.07.02 06:00
ガソリン価格が高騰し、政府による補助金がなければハイオクが1リットルあたり200円を超えるとの予想もされている。一方で、1980年代のシビック、アコード、インテグラなどの中古車市場価格も上昇中。
燃費が圧倒的に悪そうな旧車に乗るその理由を、旧車マニアのレジェンドたちに聞いてみた。
「5年前からレースに本格参戦していて、その練習用&街乗り用に購入したのがこのダットサン510です」
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無類の車好きとして知られる横山剣さん。クレイジーケンバンドの歌には数多くの車名が出てくるし『GT』という曲もある。剣さんの血の半分はガソリンなのではないか。
「このダットサン510は逆輸入車なので左ハンドルです。フロントパネルやシートなどを交換して、後部座席を取り外して、トランクにはレース用のガソリンタンクが入っています。すべてレース仕様にしています」
購入して3年、改造に3ケタ万円はかかっているという。
そもそも剣さんの愛車遍歴がクレイジーだ。20歳のときにアメ車の「オールズモビルカトラスシュプリーム」を購入後、スカイライン、カローラ、ワーゲン、ベレット、ベンツ、アコード、プリウス、キャデラックなど40台以上だ。
「節操がない(笑)。ちょっと乗ってみたいと思ってアルファロメオを買ってみたけど、あまり調子がよくなくて2、3日で返しちゃったことも。売ったのにもったいないと後悔して戻したキャデラックATS-Vなどもあります」
同時に10台以上所有していたことがあるそうだ。
「車庫代、税金、燃費も悪いから維持費が大変。旧車は壊れやすいし、いいことはない。でも乗り味は最高。要するに理屈じゃないんです」
自動車産業は世界的にEVへシフトしている。
「僕がEVに乗らない理由は、インフラが十分でないから。充電する所があまりないし、アクセルをグッと踏むと電池がみるみる減っちゃう。でも、将来的には全然ありです。
僕は小学生のころにEV車をデザインして、トヨタや日産に送ったことがあります。趣味は内燃機関の車、シティコミューターとしてはEVがいいと思います」
●乗っている旧車
ダットサン510(1970)《燃費 7km/L》
剣さんの車は1970年の510。ロールバーやキルスイッチ(電源オフ)などを装備した完全レース仕様。エンジンは1800ccに積み替え、2000ccにボアアップ
よこやまけん
1960年7月6日生まれ 神奈川県出身 クレイジーケンバンドのボーカル。8月3日、22枚めとなるニューアルバム『樹影』を発売。9月23日から全国ツアーが始まる