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JP 仕事30倍を生んだ『ワイドナショー』抜擢秘話、知人に「代役あるわけない」と話したが…収録前日に正式オファー【2022年・上半期の主役】
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.07.04 06:00 最終更新日:2022.07.04 06:00
《それまでは月1本、仕事があるかないかみたいな。テレビ1本あれば「やったー!」みたいな状態だったんですけど、1月30日以降、30倍になりました》
6月25日に放送された『おかべろ』(関西テレビ制作)で、こう打ち明けたのは、ダウンタウン・松本人志のものまねで大ブレイクしたタレントのJP(38)だ。
いまやテレビで見ない日がないほどで、毎年7月に発表される「上半期タレント番組出演本数ランキング」でも急上昇が期待されている。
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冒頭でJPが話していた1月30日とは『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演し、新型コロナウイルス感染者との濃厚接触の疑いにより、欠席した松本の代役を務めた日である。
欠席が決まった松本は当初、ツイッターでかまいたちの濱家隆一を代役に指名したが、濱家も濃厚接触者に。
そこで濱家が見取り図のリリーの名前を挙げると、松本はTwitterで《そうなんかー! リリーよりJPやな》と、JPを指名したのだ。
本誌は『ワイドナショー』出演直後のJPを取材し、喜びの声を聞いていた。
「まさか、松本さんが僕の名前を……」と語るJPは、憧れの人物に名指しされただけで望外の幸せだったが、事態はさらに発展した。
「ボケで僕の名前を使っていただいただけでも光栄でしたが、このボケを放ったらかしちゃいかんと1時間悩み……松本さんの呟きに対して『JP動けます!』と書き込みました」
そこから、まさかの展開に。
「さらに、そのツイートを見た東野(幸治)さんが『松本さんの代役がJPなら私の代わりに原口あきまさ君にやってもらいましょう!』と呟いたんです。急に話が具体的になり、金曜の夕方に正式なオファーをいただきました。29日の土曜夕方には収録でしたね。
オファー前、知人からも『JP、(代役起用が)あるんじゃないの?』と連絡があり、あるわけないやろって返してました(笑)。そこにマネージャーから連絡が来て……」
共演した東野幸治役の原口あきまさは、JPが兄貴と慕うものまね界のレジェンドだ。
「原口さんがいなかったら今の僕はないと思っているくらいお世話になっていて、当日の本番中はアドリブでついていくだけでした。スタジオには本物の東野さんや、松本さんの本当の代役のヒロミさんもいて、緊張しましたよ。
松本さんはふだんどんな感じですか? とスタッフさんに尋ねると、本番の10秒前くらいに仁丹を食べると聞きました。それで、僕もバーッと仁丹を食べて……。そうしたらヒロミさんが番組冒頭で『アイツ緊張しすぎて、仁丹食いすぎちゃった』っていじってくれて、盛り上がってありがたかったです。
エンディングでは、アルコール消毒の話から『アルコールといえばお酒なんで、前園(真聖。2013年、飲酒暴行の容疑で逮捕)さんに聞いてみましょう!』ってぶっこんだら大爆笑。見たことのないウケ方だったんで、気持ちよかったです」
ここから、ほかの番組出演も続いた。
「麒麟の川島(明)さんが陽性になったのですが、僕、去年『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』で新ネタとして川島さんをやったんですよ。それで1月に『ラヴィット!』に呼んでいただきました。その感謝もこめて『JP動けます』とツイートしたら、こちらも翌日にオファーが来て、嘘でしょ? ってなりました。
放送後、川島さんに『JPさんありがとうございました!』とツイートしていただき、ネットでも喜んでくれたコメントが多くて、本当に嬉しかったです。つねに “動けます” なんで、今後も代打をキッチリこなしていきます!」
この取材の際、JPの名前の由来は、本名の「淳平」と教えてくれていた。
JPといえば「日本郵政」やドメインなど、さまざまなものが思い浮かぶが、いまや「ものまねのJP」もしっかり、そこに加わっている。
( SmartFLASH )