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3代め水戸黄門・佐野浅夫さん死去…「黄門様といえば○○」で世代がわかる?

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.07.05 16:11 最終更新日:2022.07.06 19:16

3代め水戸黄門・佐野浅夫さん死去…「黄門様といえば○○」で世代がわかる?

情にもろい「泣き虫黄門」を演じた(写真・朝日新聞)

 

 6月28日、老衰のため96歳で亡くなった俳優の佐野浅夫さん。1943年、18歳で劇団「苦楽座」に入団し、多くの舞台や映画、ドラマで活躍したが、なんといっても有名なのは、「三代目・水戸黄門」役だ。

 

 ドラマ『水戸黄門』(TBS系)は、1969年にシリーズがスタート。初代・水戸光圀を演じたのは東野英治郎だった。1983年の第14部からは西村晃が演じ、その後を受けたのが佐野さんだった。

 

 

 佐野さんは、1993年の第22部から2000年の第28部までの8年間、放送回数にして246回、水戸光圀を演じた。その後、光圀役は、石坂浩二、里見浩太朗が演じている。また、BS版として、武田鉄矢が2017年と2019年の2シリーズで光圀役を演じた。

 

 佐野さんの訃報がニュースで流れると、SNSにはその死を悼む声があふれたが、そのなかで目立ったのが「世代」という言葉だ。

 

《私は西村さん世代やけど、佐野さんのもよく見てたねぇ…》

 

《僕の世代、水戸黄門といえば佐野さんでした。ご冥福をお祈りいたします》

 

《私の中の水戸黄門は東野英治郎さんなんだけれども。←世代よ》

 

「『水戸黄門』は1969年から、BS版を含めれば2019年まで50年も続いた長寿シリーズです。

 

 1979年に記録した43.7%という視聴率は、1983年の『積木くずし』(TBS系)の45.3%に次いで、歴代ドラマ視聴率ランキングの2位。まさに国民的ドラマだったのです。

 

 月曜日の午後8時、家庭のテレビに当たり前のように黄門様が登場する。そんな時代が長く続いたわけで、それぞれの『世代の黄門様』がいるのも当然でしょう。

 

 そして、その人にとっての黄門様というのは、おそらく5〜15歳のときに観ていた黄門様ではないでしょうか」(テレビウオッチャー)

 

 では、歴代の光圀役と、当時の5〜15歳にあたる人の生年を重ねてみよう。

 

・東野英治郎(1969〜1983年)=1954〜1978年生まれの人
・西村晃(1983〜1992年)=1968〜1987年生まれの人
・佐野浅夫(1993〜2000年)=1978〜1995年生まれの人
・石坂浩二(2001〜2002年)=1986〜1997年生まれの人
・里見浩太朗(2002〜2011年)=1987〜2006年生まれの人

 

 いかがだろうか。

 

 いまや絶滅危惧種となってしまった時代劇。「この印籠が目に入らぬか!」と言っても、今の若い世代には通じないようだ。

 

( SmartFLASH )

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