城田優「しゃっくり12年間止まらない」に心配の声…医師は「脳の病気や消化管の異常も」と警鐘

 

　俳優・城田優が、7月6日の映画『バイオレンスアクション』完成披露試写会に出席。七夕の願い事として披露した「しゃっくりが止まりますように」という願いが話題を呼んでいる。

 

　城田は、願い事の理由を「しゃっくりが12年間止まっていないんです。撮影中にもミュージカル中にも出たりする」と告白。続けて、「検査は受けて問題なしということなので、ただの横隔膜のけいれんでございます」とも語った。

 

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　しかし、通常であれば、しゃっくりはせいぜい数分続く程度だろう。城田は過去に出演したテレビ番組などでも、たびたび「しゃっくりが止まらない」と語っている。あまりに長引く症状に、ネット上では城田の体調を心配する声が続出している。

 

《城田優さん、大丈夫かな》

 

《しゃっくり止まらないって聞くと城田優さんが心配になる》

 

《調べてみたら タイプとか原因によりは 恐ろしいこともあるみたいだから心配だ 、、》

 

　薬師寺慈恵病院の院長で、救急医でもある薬師寺泰匡さんは、こう語る。

 

「しゃっくりは、横隔膜が痙攣を起こすことで生じます。多くの場合は、食べすぎなどで、迷走神経や横隔膜が刺激されるのが原因。

 

　ただ、城田さんのように長引くしゃっくりとなると、われわれ医者は脳の病気や消化管の異常、縦隔（心臓や食道などを含む、左右の肺に挟まれた空間）などの異常を疑います。

 

　検査で異常が見つかった場合、病態に沿って治療を進めれば、しゃっくりも治っていくはずです。

 

　実際、過去にしゃっくりが長引いた患者さんでは、脳梗塞の一種である『延髄梗塞』だった方もいました。その方は、すでに私の手は離れましたが、投薬でコントロールを続けていると聞いています」

 

　城田も、過去にさまざまな検査を受けたというが、検査時点では問題は見つからなかった。薬師寺さんは、「原因がわからない場合には、さまざまな治療法を試していくことになります」とも語る。

 

「通常は、もう一度迷走神経を刺激すれば止まることが多い。まずは、鼻から食道にチューブを入れて引き抜くといった鼻咽頭刺激をおこなったり、息をこらえたりといった治療を試します。それでもうまく止められない場合は、投薬治療も検討します。

 

　しゃっくりを止める薬としては、クロルプロマジン（抗精神症薬）やメトクロプラミド（吐き気止め）がよく使われます。副作用を考えると、高齢者にはやたらには使いにくい部分はあるのですが……。

 

　そのほか、漢方薬として、柿蔕（してい）、丁香、生姜が配合されている柿蒂湯（していとう）や、こむら返りに使用する芍薬甘草湯（しゃくやくかんぞうとう）などもしばしば使用されます。個人的には、酢を使って咽頭から食道を刺激して止める方法をよく取ります」（同上）

 

　なにはともあれ、異常を感じたら、まず病院へ。

 

( SmartFLASH )