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柳沢慎吾 還暦でも目指すドラマとバラエティの二刀流…「これからもいい夢を見せてもらいたい」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.07.10 11:00 最終更新日:2022.07.10 11:00

柳沢慎吾 還暦でも目指すドラマとバラエティの二刀流…「これからもいい夢を見せてもらいたい」

柳沢慎吾

 

 東京・東銀座の「鰻 登三松」の前で、「香りから美味しいのでおなかが空いちゃいます。実姉を連れてきたら美味しいと喜んでくれたのがいい思い出です」と語ってくれたのは柳沢慎吾。役者として芸能界の第一線を走ってきた彼は、 “つながり” が大事と言う。

 

「登三松は昔、レギュラー出演していたバラエティ番組でたいへんお世話になった元プロデューサーのお店。銀座に来れば顔を出したり、番組が終わって20年以上たつけどいまだに忘年会をこのお店でやっています。そう考えれば、今はあのころの延長上にありますね」

 

 

 多彩な顔を持つ柳沢だが、高校生のころから『ぎんざNOW!』(1972~1979年、TBS)の素人発掘コーナーでチャンピオンに輝くなど、注目を集めていた。

 

「初めはイヤだと断わっていたんですが、幼馴染みがどうしてもオーディションを受けようと誘ってきて。最初は15歳でしたね。『太陽にほえろ!』のものまねコントをしたら『合格』と言われて。当時は86組来て5組だけが通ったはず。なんであそこまでウケたのかはわからないけど、15歳がネタを考えて小道具まで作っていたのが新しく映ったのかもしれないです」

 

 コンビで芸能界入りをすすめられるも相方が別の道に進むことになり、高校卒業と同時に解散。柳沢は憧れだった青春ドラマの俳優を目指した。

 

「『ゆうひが丘の総理大臣』(1978~1979年、日本テレビ)の最終回のロケを見に行ったのがきっかけ。本番で、生徒役の人が『行かないでー』と言っているなか、僕も人だかりのなかから『総理、行くなよ!』って大声で叫んでスタッフに怒られるくらい入り込んでしまって(笑)。トップスターになって、青春ドラマの生徒役をやってみたいと本気で思いました」

 

 俳優としてのデビュー作は『3年B組金八先生』第1シリーズ(TBS)のゲスト。名取裕子演じるマドンナ先生のお尻をつかむ役だった。

 

「当時、芝居というのがどういうことかわからず、本当にお尻をつかんだら、(名取に)キャーッて言われてしまって。なんか役者に向いていないかもって思ったのを覚えています。ただ、あのころはどんどんドラマや映画が決まって……。もう言われた仕事をするだけで精一杯。流れに乗っているだけで、芝居について考えることはなかったです」

 

( 週刊FLASH 2022年7月19日号 )

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