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玉城ティナがアウトローを熱演!「斎藤工さんに殴られ、投げられ、顔を踏まれ…観た方に心配されました(笑)」

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.09.08 06:00FLASH編集部

玉城ティナがアウトローを熱演!「斎藤工さんに殴られ、投げられ、顔を踏まれ…観た方に心配されました(笑)」

写真・木村哲夫
ヘアメイク・渡嘉敷愛子
スタイリスト・松居瑠里

 

 ヤクザの拠点を襲い、大金を得たアウトローたち。彼らが裏切りと殺戮を繰り広げ、破滅に向かう様を描いたバイオレンス映画『グッバイ・クルエル・ワールド』が9月9日より公開される。西島秀俊斎藤工三浦友和といった、日本映画界を代表する俳優陣たちが出演する同作で、グループ唯一の女性メンバー・美流(みる)を演じたのが、玉城ティナだ。現在、24歳の玉城は、役者という仕事にどのように向き合っているのだろうか。淡々と語る玉城の、隠された熱い本音に迫った。

 

 

――激しいバイオレンス映画の中で、玉城さんは唯一ともいえる女性キャストです。

 

「善悪は別にして、各キャラクターが自己のルールを確立して生きている世界です。私の演じた美流は、その世界に追いやられたというより、気がついたらそこにいた、というタイプの人。でも、この世界でどうやって生きていくのか、その術をつねに考えられる、タフな女性だと思います」

 

――玉城さんは『地獄少女』『悪の華』など、漫画原作の映画でエキセントリックな女性を演じる機会が多い印象があります。今回の美流も、風俗嬢から殺し屋にまでなってしまう、というかなりアクの強い女性です。役作りや演じるうえで苦労などはありましたか?

 

「髪を染めるなど、キャラクターを外見から作っていく、という部分は、どの作品でも大切にしています。そこから『この人はどういう人なのか』と、役を作り上げていくんです。今回は、大量殺戮をする女性役。もちろん、人を殺めるという役は、気持ちよくはないですが、作品として『凄いことをやっている』と見せなければならなかったので、そこは意識しました。ただ、自分とは共通点がなく、あまりに共感できないキャラクター。自分の感情で役を作るというより、一歩引いて、俯瞰で演じました」

 

 

――共演の方々も、非常に豪華です。撮影中のエピソードを教えてください。

 

「斎藤工さんとは、何度か共演させていただいているので、安心感がありましたね。劇中では、斎藤さんに殴られ、投げられ、顔を踏まれるという、かなり激しいシーンがありました。安心して身をゆだねたのですが、観た方から『あれ、大丈夫だった?』と心配されるほど、迫力ある怖いシーンになっていたので、嬉しかったですね(笑)」

 

――三浦友和さんとの共演場面も多いですね。

 

「撮影初日、『どうしましょう。不安です……』と、三浦さんに言ってしまったんです。そしたら『いいの、いいの。好きに演じれば』と言っていただいて。その言葉を聞いてから、自分を信じて演技ができたような気がします」

 

――この映画で、初体験の演技もあったそうですね。

 

「強盗のシーンで、生まれて初めて目出し帽をかぶりました(笑)。全編が殺伐とした作品の中で、少しコミカルなシーンなので、演じていて面白かったです。私だけでなく、西島秀俊さん、三浦さん、斎藤さん、強盗全員が目出し帽を被っていて、戦隊モノというか、ちょっと変な感じでした(笑)」

 

 

――今後、演じてみたい役はあるのでしょうか。

 

「自分の“素”を演技で出したい、という気持ちが私にはないので、いろいろ、とがった役をいただけると、純粋に嬉しいです。必要とされるなら、どんな役でも演じたいですね。ただ、もう女子高生の役は無理だと思います(笑)。これまでたくさん演じて来ましたし、年相応の大人の女性を演じたいです」

 

――「自分の“素”を出す気持ちがない」というのは意外でした。

 

「出すのが苦手というか、自分を知らない方に自分がどんな人だとか、あまり説明できないんです。だから、自分は今の時代には合ってない人間だと思います(笑)。自分の気持ちをあまり上手には説明できないタイプの人間だからこそ、『役を演じる』という仕事で、足りない部分を補っているのかもしれません」

 

――演じること自体には、強い気持ちやこだわりがあるんですね。

 

「演じているとき、役の気持ちや思いはしっかり伝えたいと思っています。せっかくやるなら、その部分に関しては、探求したいという気持ちは強いんです。こういうお話をすると『意外と熱いんだね』といわれてしまうことも多いのですが……」

 

――これから、玉城さんはどのような役者になっていくのでしょうか。

 

「14歳でデビューして、いま24歳。デビュー以来、ものすごいスピードで時間がすぎたので、未来は想像もつかないです。ただ、30歳くらいになったとき、『しっかりとこのお仕事をしてきた』と、自信を持って自分に言えるよう、経験を積み重ねていきたいです」

 

たましろてぃな
1997年10月8日生まれ。沖縄県出身。2012年『ミスiD2013』初代グランプリ獲得。14歳で雑誌『ViVi』の最年少専属モデルとなる。2014年俳優デビュー後、映画『悪の華』(2019年)、『Diner ダイナー』(2019年)『ホリックxxxHOLiC』(2022)などに主演。最新出演作『グッバイ・クルエル・ワールド』(大森立嗣監督)は9月9日より劇場公開。

( SmartFLASH )

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