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明石家さんまや中島みゆきを育てたオールナイトニッポン秘話

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2017.05.27 06:00 最終更新日:2017.05.27 06:00

明石家さんまや中島みゆきを育てたオールナイトニッポン秘話

『中島みゆき。写真:ニッポン放送』

 

さんまや鶴瓶のラジオ、テレビ番組の構成で知られるが、中島みゆき、谷山浩子、松任谷由実、鴻上尚史ほか、ANNも数多く手がけている。

 

 初仕事は1974年4月開始の諸口あきらのANN火曜。カントリー歌手で俳優の諸口は京都在住。本人に頼まれたという。また、さんまと同時期、中島みゆきの月曜1部の構成も担当していた。

 

「みゆきさんとはデビュー直後からのつき合い。コンサートの構成など手伝っていましたが、毎日放送のラジオ『ミュージックマガジン』でがっつり仕事をした」(寺崎氏)

 

 中島みゆきは1978年10月から半年間、『ミュージックマガジン』の金曜を担当。「今日も元気だ、男がうまい」というコーナーがあったように、歌とトークのギャップが大きく、ANNの原点的番組とされる。実際、亀渕昭信がこの番組を聴いてオファーし、ANNは始まったのだ。

 

「21時に局入りして1万通ほどのハガキのなかから、コーナーごとに10枚くらいずつ選んで、みゆきさんに渡す。一人きりでは心細いようだったから、スタジオには一緒に入っていました。ただ、寺崎でなく『ポチ』という名で、犬のようにほとんど話さなかった(笑)。東京で驚いたのは、冒頭トークの放送台本だけで原稿用紙20枚も書く作家がたくさんいたこと。ボクはキューシート(進行表)にCMとコーナーを入れるくらい。みゆきさんには『ポチ』の名入りの原稿用紙を作ってもらっていたんですけれどね」(寺崎氏)

 

 新しい才能の発掘はANNの伝統だ。

 

「50周年記念パーソナリティオーディションに合格し、月曜の『ANN 0(ZERO)』を担当するお笑いコンビのランパンプスには、2年半前のラジオをやりたい芸人によるイベントのときから注目していました。木曜深夜にこだわりを持つ岡村隆史さん、オードリー、みんなラジオ愛が深いんですよね。4月から始まった菅田将暉さん(月曜)、意外な人選でしたが、荒削りな部分も含めて面白かった。新しいリスナーを開拓しそうですよね」(放送作家の川野将一氏)

(週刊FLASH 2017年5月2日号)

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