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IKKOが共演者にプレゼントを送り続ける理由は「修業時代の教え」にあった

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.09.19 20:00 最終更新日:2022.09.19 20:00

IKKOが共演者にプレゼントを送り続ける理由は「修業時代の教え」にあった

 

 9月17日放送の『人生最高レストラン』(TBS系)にIKKOさんがゲスト出演していました。

 

 IKKOさんと言えば、バラエティ番組で『どんだけ~』と叫び、周りからいつもいじられているイメージですよね。しかし、本業はヘアメイクアップアーティストで、『美しいキモノ』(ハースト婦人画報社)の表紙モデルのヘアメイクを担当したり、逸見政孝さんの専属ヘアメイクを務めていたこともあります。

 

 番組では、北九州の美容専門学校を卒業した後に横浜の美容室『髪結処 サワイイ』で美容師として8年間務め、そこでのつらかった修業時代の話をしていました。

 

 

 IKKOさんと言えば番組共演者に手紙とともにプレゼントを渡すことでも有名です。筆者は以前取材した際、IKKOさんに手紙やプレゼントを渡す理由をお聞きしたのですが、それは美容室での修業時代にあったと言います。

 

「私が芸能の仕事を始める前に勤めていたところは当時、高級美容室でね。19歳で横浜に出てきて、住み込みで一から仕事を叩き込まれたの。そのときに『私たちがやっている商売は心を返すということがとても大切で、お金ではない。だから指名のお得意さんがついたら、その人の誕生日ぐらいは、わかっといた方がいいんじゃないの』って言われました。お金をかけてということではなく、直筆の手紙1つでもいいと。お客さんに対しての、そういった『気持ち』が大切だと。それが頭の片隅にあったからじゃないですかね」

 

 さらにプレゼントを共演者に渡すようになったきっかけもお話しいただきました。

 

「私はテレビの収録後に、出演者の方と一緒に飲みに行ったりするタイプじゃないんです。お酒も飲めないし。だからテレビに出始めた当時は、共演者にお礼の手紙を書いて事務所に送ってたの。それがだんだん本番前に直接お渡しするようになったんですけど、手紙だけだと『今日はよろしくお願いします。手紙書いてきたんで読んでください』って、子供みたいじゃない(笑)」

 

 それで、プレゼントも一緒に渡すようになったそうです。渡したタレントさんの反応も教えていただきました。

 

「ブラックマヨネーズのお2人はすごく律儀だと思う。お2人が楽屋にいないときは先にプレゼントを入れさせてもらうの。私にお礼を言うタイミングがなかったときは、本番前の席に着くときに必ず『ありがとうございました』って言ってくれるの。

 

 あとは、私がテレビに出始めた頃、番組で中尾彬さんと一緒になったんです。それで彬さんにお手紙を書いたらすぐに返してくれて。『IKKOさんの気持ちはすごく素晴らしいと思うけど、芸能界というのは足の引っ張り合いだから、綺麗な気持ちだけで生きていける世界じゃないから、これからも頑張って生きてくださいよ』ってもらったの。純粋な気持ちだけでは芸能界は生きていけないと教えてくれたのが彬さんよ」

 

 IKKOさんは、2003年頃からテレビに出始め、そこから20年間、共演者に今なお手紙とプレゼントを欠かさず渡し続けています。これまでのプレゼント量を考えたら「どんだけ~!」。

 

インタビューマン山下
1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退しライターに転身。しかし2021年に芸人に復帰し現在は芸人とライターの二足のわらじで活動している。

( SmartFLASH )

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