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太田光、有田芳生氏の前でまたも統一教会“擁護発言”「公平に報道すべき」「いい人も信者にいる」にネットであふれる疑問
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.10.02 17:21 最終更新日:2022.10.02 17:21
今週も、「#太田光をテレビに出すな」という投稿がSNSに溢れた。
爆笑問題・太田光がMCを務める『サンデー・ジャポン』(TBS系)で、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)や、教団と自民党の関係についての発言に批判が集まっている。
10月2日の放送では、前回(9月25日)の放送での太田の発言を《すっかり統一教会の主張です》と批判した、ジャーナリストの有田芳生氏が出演。太田と“直接対決”することになった。
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「前回の放送時に、太田さんはテレビプロデューサーのデーブ・スペクター氏に対して『デーブさんも、(旧統一教会の信者を)“救いたい”と思っているわけですよね。難しいのは、統一教会側も“救いたい”と思っている』ことだと、教団を擁護しました。
また、信者を奪還しようとする家族たちの行動を『今までも、(信者を)拉致して閉じ込めたりとか、いろんな問題が起きている』と、教会の主張に沿った発言をしました」(スポーツ紙記者)
有田氏は、太田に対して以下のように語り、「拉致・監禁」という言葉は「統一教会の主張」だから、使わないよう求めた。
「信者になった人に対する親御さん、兄弟の方々の『何とか脱会してもらいたい』という思いは、50年以上前からあるんです。親御さんたちは、人格の変わってしまった信者のために『保護・説得』を、ずっと努力してやってきたんです」
太田は「たしかに『拉致・監禁』というのは、僕の言葉選びが間違っていた」と認めながらも、自らの主張は変えなかった。
「アメリカでは1970年代に、手錠や猿ぐつわをつけてマインドコントロールから解くという、乱暴で強引なやり方があった。統一教会の『保護・説得』でも、ある時期に、(信者を)マンションの一室に入れて、長時間説得するようなことがあった。
『保護・説得』の仕方が進化してきたとしても、“(安倍晋三元首相の銃撃事件が発生するまで、統一教会の問題が取り上げられなかった)空白の30年”があって、進化の過程を知らない人たちが、初期の乱暴な『保護・説得』に戻ってしまう危険性を僕は感じているんですよね」
と、強引に脱会させることを懸念する太田に対し、ジャーナリストの鈴木エイト氏は、「現状は『保護』はしておらず、ちゃんと話し合いの場についてもらうという形をとっているんですが、親子が話し合いをすること自体を妨害してきたのが統一教会なんです」と太田の主張を否定した。しかし、太田はこう続けた。
「親が子供を愛ゆえに取り戻したいとしても、もう信じてしまっている人にとっては、『あなたのためを思って』と言っても『私のためを思うなら、私が信じているものを否定しないでよ』という行き違いがあったのは事実じゃないですか」
先週と同じ主張を繰り返す太田。有田氏は、脱会させようとする家族たちの自宅を、統一教会の信者たちが数十人で取り囲み、妨害しようとしたエピソードを紹介すると、太田は「テレビは“白か黒か”を求めるが、公平に両方を報道するべきだ」と反論。
これには、デーブ・スペクター氏は「太田さん、毎週同じことを言って恐縮なんですけど、やっぱり“公平”も“白黒”もないんですよ、この場合は。(統一教会の実態を)知らなすぎると思うんですよ」とあきれた。
太田は「いい人、無垢な人がいまも信者にいる。テレビが『悪だ』『インチキだ』と報じていいのか」と語るが、有田氏は統一教会が“いい人”に対し、教団名を名乗らずに勧誘し、入信させた後は高額の献金を強いてきた事実を指摘。信者たちが「被害者」であることを強調した。
これに対し、「東京新聞」記者の望月衣塑子記者はTwitterで以下のように疑問を呈した。
《批判を受けても毎度、統一教会を庇うような発言に終始するのはなぜなのか》
ほかにも、ネット上では以下のような疑問の声が相次いでいる。
《太田が言ってる事が統一教会のトップとほぼ完全に被ってるやん…》
《何でそんなに統一教会を擁護する発言ばかりしているんですかね!?》
番組冒頭で、これまでの“炎上”の歴史が紹介されると、太田は「なかなか難しい問題ですな」と他人事のように語った。本人はボケたつもりなのだろうが、スタジオに笑いが起こることはなかった。
( SmartFLASH )