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中森明菜「22歳の何がめでたいんですか?」の生意気さに惹かれ…加藤登紀子ら3人が語る“孤高の正体”【歌姫証言集(3)】

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.11.16 06:00FLASH編集部

中森明菜「22歳の何がめでたいんですか?」の生意気さに惹かれ…加藤登紀子ら3人が語る“孤高の正体”【歌姫証言集(3)】

その私生活もマスコミに追われた。京本政樹の結婚披露宴で(1992年撮影)

 

 昭和歌姫が、令和の世に復活を期待されている。中森明菜。57歳。

 

 1980年代を駆け抜けた孤高のアーティストが、表舞台から姿を消して久しい。だがついに2022年8月、新事務所を設立し再始動を宣言。年末の『NHK紅白歌合戦』への出演が取りざたされている。

 

 芸能界の荒波に対し、彼女はその実力を武器に敢然と立ち向かい、時に傷ついた。その姿と歌声が、ファンの心をつかんでやまない。

 

 

 3人の証言者が語る「明菜のリアリティ」。

 

 * * *

 

●写真家・野村誠一さん「サイパンまで行って水着撮影がキャンセル!」

 

 女優やアイドルを中心に撮影し、グラビア界を牽引してきた人気写真家。明菜の1stシングル『スローモーション』など、ジャケット写真も数多く手がけている。

 

「少年漫画誌の表紙をサイパンで撮影する予定だったんだけど、現地で明菜ちゃんが嫌だと言い始めてね。

 

 俺の推測だけど、海風でヘアスタイルが乱れるのが嫌だったんじゃないかな。

 

 明菜ちゃんは『軽井沢みたいな涼しいところだったらいい』って言って。じゃあしょうがないと、撮影せずに帰国。あらためて軽井沢へ行ったら今度は『こんな寒いところで水着を着るのは嫌』だって(笑)。

 

 さすがに『それはよくない』ってことで撮影した。この仕事を長くやっているけど、サイパンまで行って撮らずに帰ったのはこの一度だけだよ」

 

 明菜の撮影がキャンセルになったことは何度もあったが、現場の雰囲気が壊れることはなかったという。

 

「明菜ちゃんは大手のCM撮影をドタキャンしたこともあったけど、スタッフ全員にしょうがないな、って思わせるオーラっていうのかな、雰囲気を持っていた。ここまで自分の意志を貫いた人っていないと言い切れるよ」

 

PROFILE

1951年4月20日生まれ 群馬県出身 これまでに手がけたタレントや女優の写真集は400 冊以上。1988年、講談社出版文化賞写真賞受賞

 

●シンガー・ソングライター 加藤登紀子さん「誕生日に生意気だった明菜さんが大好きでした」

 

「明菜さんは私の中では浅川マキ、中島みゆきと続く魔女の系譜の歌手。黄泉の国から立ち昇るような妖気のある歌い手なんです」

 

 そう中森明菜を評するのはシンガー・ソングライターの加藤登紀子。1987年にリリースされた明菜の19枚めのシングル『難破船』は、1984年に発売された加藤の同名曲のカバーだった。

 

「テレビ番組で『22歳の誕生日おめでとう』と言われて『22歳の何がめでたいんですか?』と生意気に返した彼女が大好きでした。

 

『難破船』は彼女が歌ったほうが生きると思い、’86年にアポなしでテレビ局で、彼女に『よかったら歌って』と曲のカセットテープを渡したんです」

 

 明菜や所属事務所から連絡はなかった。

 

 だが、加藤の地方ライブに明菜から花束が届き、翌年に曲はシングルになった。

 

「『難破船』に関しては、明菜さんとはいっさい個人的なやり取りはないんです。そこが彼女らしくて好きですね」

 

 加藤は今年、自身のライブで「『難破船』を初めて明菜さんのバージョンで歌う」ことで、彼女の復活に静かなエールを送る。

 

PROFILE

1943年12月27日生まれ シンガー・ソングライター 1966年『誰も誰も知らない』でデビュー。今年、デビュー56周年を迎える

 

●音楽評論家・スージー鈴木さん「百恵のロック系を踏襲した『少女A』」

 

 作詞・売野雅勇、作曲・芹澤廣明の『少女A』から、明菜の快進撃は始まった。音楽評論家のスージー鈴木さんはこう話す。

 

「中森明菜の音楽を陰と陽で表現するなら山口百恵の方向性を踏襲した陰の世界。シティポップではない歌謡曲を背負っているイメージがあります。

 

 なかでも百恵のロック系を踏襲する『少女A』のインパクトは大きかった。百恵は『美・サイレント』での『隠し4文字』とか『プレイバック Part2』での『歌詞巻き戻し』など、仕掛けがありました。

 

『少女A』も明菜がバズるタイトルとして機能しましたね。

 

 1980年代中盤からの『SOLITUDE』『ジプシー・クイーン』などは都会派歌謡といいますか、僕は“アーバン歌謡”と呼んでますが、都会の女性の疲労感を表現した唯一無二の音楽だったと思います。

 

 個人的に好きなのは『Fin』『I MISSED “THE SHOCK”』。『水に挿した花』は1990年発売で、バブル最盛期なのにとても内省的な歌。もっと評価されていい名曲だと思います」

 

PROFILE

bayfm『9の音粋』月曜DJ。BS12『ザ・カセットテープ・ミュージック』出演中。著書に『桑田佳祐論』『EPICソニーとその時代』『平成Jポップと令和歌謡』など多数

 

※《中森明菜『スローモーション』後にポツリ「たぶん、清瀬に帰るの」“花の82年組”後発で曲集めに苦心【歌姫証言集(1)】》、《中森明菜「歌詞が聴こえない」苦情電話が殺到でも本人は“もっと要求”「彼女はレディー・ガガだった」【歌姫証言集(2)】》も合わせてお読みください

( 週刊FLASH 2022年11月29日・12月6日合併号 )

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