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『親愛なる僕へ殺意をこめて』川栄李奈の無駄遣い?スリリングな展開に好印象も最後は肩透かし【ネタバレあり】

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.12.02 14:39FLASH編集部

『親愛なる僕へ殺意をこめて』川栄李奈の無駄遣い?スリリングな展開に好印象も最後は肩透かし【ネタバレあり】

 

 物語全体としては先が読めない展開で面白かったが、最終話でトーンダウンしてしまった感は否めないか……。

 

 同名漫画が原作のHey!Say!JUMP・山田涼介主演ドラマ『親愛なる僕へ殺意をこめて』(フジテレビ系)が、11月30日に最終話(第9話)を迎えた。

 

 主人公の浦島エイジ(山田)は、温和な性格でどこかマヌケな人格と、ダークな雰囲気をまとい冷静ながらも強い意思を宿した人格が内在する二重人格者。

 

 

 15年前に亡くなっている彼の実父は、5人の女性を拷問したすえに殺害した連続猟奇殺人事件の犯人・LLとされていたが、実は真犯人はべつにいて……というストーリーが展開されていた。

 

 LLの模倣犯に親友を殺され、エイジと協力してその真相を探るナミ役を川栄李奈。エイジの大学の同級生で、彼の生い立ちを知りながらも恋仲となった雪村京花役を門脇麦。養護施設にいたエイジを引き取り、実の息子同然に愛情を持って育ててくれた義父・浦島亀一役を遠藤憲一が演じている。

 

 さて、ここからはネタバレありで話を進めていくため、未視聴の方はご了承いただきたい。

 

■【ネタバレあり】最終話前に明かされてしまった真犯人

 

 まず、本作の核心となるネタバレをどんどんさせていただく。

 

 ナミの親友を殺したのは狂信的なほどLLに心酔していた恋人・京花だったことが第5話で明かされ、エイジの実父に罪をなすりつけた本物のLLは義父・亀一だったことが第8話で判明。

 

 最大級の謎はこの2点だったが、本作はそのほかにも “衝撃事実” という爆弾を、これまでに何度も投下してきた。そのため、最終話はもっととんでもないどんでん返しが待っているのでは……と期待してしまったのである。

 

 最終話でもそれなりの “衝撃事実” は用意されていた。第5話まで主人公として物語の中心にいた温和なほうのエイジは、第6話以降登場していなかったのだが、実は第5話の段階で人格自体が消滅しており、実質的に死んでいたことが最終話で語られたのだ。

 

 しかし、真のLLは義父だったというインパクトに比べるとどうにも弱い。優しい身近な人物が真犯人だったというオチ自体はありがちだが、遠藤憲一の死んだ魚のような目で淡々と自白する空虚な殺人鬼の演技には、背筋がぞわぞわする気持ちの悪さがあり秀逸だった。

 

 それゆえに第8話がクライマックスで、最終話は面白さがピークアウトしてしまってエピローグ的になっていたのである。

 

■川栄は、出番は多いが存在感が大きかったとは言いがたい

 

 最終話への期待が大きくなっていた最大の要因は、川栄李奈の役どころにある。

 

 川栄が演じていたナミは、エイジと協力して真相に迫っていくバディ役。親友の死を悲しみ、怒りを燃やすいいヤツなのだが、キャラクター造形的にひねりがなさすぎて、このまま特に “裏” がないまま終わるとしたら、川栄の無駄遣いじゃないかと思っていたからだ。

 

 門脇麦と遠藤憲一という演技巧者が、ただの善人ではない闇を抱えた重要キャラクターを演じ、それぞれ第5話と第8話で圧巻の芝居を見せていただけに、最終話は川栄の独壇場になるのではと期待感が高まっていた。

 

 しかし、フタを開けてみるとナミに裏の顔などなく、ストレートないいヤツのまま終幕。門脇や遠藤のような見せ場というほどの見せ場はなく、全編とおして出番は多かったが、存在感が大きかったとは言いがたい。朝ドラ『カムカムエヴリバディ』(NHK)の3代めヒロインとして株を上げていた川栄を、わざわざ抜擢した意味って……? と疑問に思ってしまうほど。

 

 筆者は原作漫画を未読なのだが、ラストはおおむね原作どおりのストーリーだった模様。

 

 ただ、原作にもナミに相当する女性キャラはいたものの、川栄が演じたナミ自体はドラマオリジナルのキャラクターとのこと。どうせ原作からキャラを改変しているのならラストも改変して、ナミがすべての黒幕だったといったどんでん返しがあってもよかったのではないだろうか。

 

――本作の世帯平均視聴率(※ビデオリサーチ調べ/関東地区)は、第1話から最終話まで4.5%、3.5%、3.7%、3.6%、3.9%、3.4%、4.4%、2.5%、4.7%と低調のままフィニッシュ。いくら視聴率至上主義時代が終わったとはいえ、この数字では成功とはいえないだろう。

 

 最終話は少々肩透かしを食ったが、第8話までの息もつかせぬスリリングな展開や、たびたび投じられた “衝撃事実” などで飽きさせぬ作りは好印象で、ドラマ全体は面白かっただけに残念だ。山田涼介の次の主演作に期待したい。

 

堺屋大地
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。これまで『女子SPA!』『スゴ得』『IN LIFE』などで恋愛コラムを連載。現在は『文春オンライン』『週刊女性PRIME』『日刊SPA!』などに寄稿中

( SmartFLASH )

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