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モグライダー、錦鯉、東京ホテイソンら『M-1』組が「ブレイクタレント」ベスト3に 本誌に語っていた“漫才愛”

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.12.15 21:39FLASH編集部

モグライダー、錦鯉、東京ホテイソンら『M-1』組が「ブレイクタレント」ベスト3に 本誌に語っていた“漫才愛”

『M-1グランプリ 2022』で優勝を収めた錦鯉

 

 2022年の『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)が、12月18日に放送される。それを前に、興味深いデータが報じられた。

 

 12月14日、ニホンモニターが、2021年と比べ2022年にテレビ番組の出演本数が増加した「2022ブレイクタレント」のランキングを発表したのだ。その結果は、1位がモグライダー、2位が錦鯉、3位が東京ホテイソン。2020年、2021年の『M-1』で活躍し、知名度をあげたコンビが、ベスト3を独占する形となった。いかに番組が影響力を持つかが、よく示されたデータだ。

 

 

 本誌はかつて、「M-1」出場を控えたこの3コンビに、“漫才愛”を聞いていた。

 

 まずは、1位のモグライダー。天然素材のボケ担当・ともしげのよさを引き出すため、ネタ合わせを極力やらず、ツッコミ・芝大輔の手綱さばきで笑いを取るのが「モグライダー流」だ。2021年決勝前のインタビューでも、その流儀を貫き通すと語っていた。

 

芝 褒められたことではないですが、「いちばん練習していない」ですね。練習嫌いなわけではないですが、全ファイナリストのなかでいちばん少ないと思います。よく決勝に上がれたなと思いますね。でも、それが予定調和じゃない、どう転ぶかわからないワクワク感につながっているのかなと思います。

 

ともしげ バカバカしさがいちばんだと思っているんです。たとえバカバカしくても、2人で面白いと思ったことをやれているので、自分たちがバカバカしくしていることが、楽しく伝わればいいなと思います。

 

 ハラハラするような芸風で大ブレイクしたともしげ。生放送である『M-1』を前に、緊張を隠せなかった。

 

ともしげ モグライダーを知ってもらう大会にしたいです。しっかりと爆笑をとって覚えてもらいたいと思います。あとは……生放送にうまく対応できるように頑張ります!

 

芝 ともしげによる“放送事故”を必ず防ぎます。M-1グランプリは僕が守ります。

 

 そして、2位となった錦鯉は、ツッコミの渡辺隆とボケの長谷川雅典のアラフィフコンビ。2021年の大会で優勝を飾った。号泣する中年男性2人の姿に、日本中が感動したのは記憶に新しい。本誌は2020年の決勝初進出時にインタビューしていたが、年齢というハンデは、当時から2人とも気にしていたようだ。

 

渡辺 (決勝に残って)本当に嬉しいですね。お笑いをやめなくてよかったと、しみじみ思いました。これまでとは違って、今年は初めて準決勝で手応えがありましたし、(決勝に)行けた! という感覚もあったので、とにかく嬉しい気持ちでいっぱいです。

 

長谷川 2016年、2019年とこれまで2度準決勝に進出したんですが、その都度、周囲の芸人や先輩からは「決勝に行けるんじゃないか」と言われていたので、今回、行けて本当に嬉しいですし、安心しました。僕は芸歴26年で49歳(当時)なんですが、この芸歴で、この年齢で決勝に行かせてくれるM-1に、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。実は、いくら面白い漫才をしても、若手芸人や人気芸人には勝てないと勝手に思いこんでいた時期もあったんです。だけどそうじゃなかった。ガチの審査なんだって思いました。

 

 優勝を現実のものにした2人。賞金1000万円の使い道を聞かれ、例の「アレ」に使うとしていた……。

 

渡辺 いま雅紀さんの歯が8本ないので、優勝したらまずは雅紀さんに歯を入れたいと思っています。

 

長谷川 歯医者に通って、部分入れ歯を作っている最中なんです。本当ならインプラントにしたいんですけど、あまりに高くて。だから、もし優勝したら全部インプラントにしたい。それでも賞金は余ると思うので、そうしたら金とかダイヤモンドとか、歯におしゃれな装飾を施したいですね。

 

渡辺 まずは立て直しが大事ですから。ただ、雅紀さんに24万円を貸しているので、それは返していただきます。

 

長谷川 じゃあ、それは返すよ。でもあとはインプラントにします!

 

 そんな錦鯉がライブでしょっちゅう共演し、「一緒に決勝に出られてよかったという気持ちはあるんですが、負けられないとも思っています」(渡辺)というのが、3位の東京ホテイソン。子供のころから習っているという岡山県の「備中神楽」に乗せたツッコミでおなじみのたけると、ひょうひょうとしていてじつはマッチョなショーゴのコンビだ。

 

 コロナ禍の始まった2020年には、思うようにライブ活動が出来ず、ネタ作りに苦しんだ2人。そこでとった作戦は……。

 

ショーゴ 今年はコロナ禍や、ほかの仕事とかぶったりで、ライブに10本くらいしか出られなかったんです。そうなると、一からネタを作るのは難しいので、たとえ数年前だとしても、一度は面白いと思ったものをブラッシュアップさせるほうがいいなと。その可能性にかけようと思いました。

 

たける 2回戦のネタは「テレビで絶対やらないシリーズ」として、自分たちのYouTubeにアップしようとしていたネタです。今となっては、意外とこのネタに助けられた感はあります。

 

ショーゴ 「待てよ、これ2回戦で行けるんじゃないか」と思い直して、アップをやめたんです。そのネタがなければ、今年はちょっと厳しかったかもしれません。

 

 そしてこのとき、ショーゴが「意識しているファイナリストのコンビは?」と聞かれた際に出てきた答えが、あの“チャンピオン”だった。

 

 ショーゴ マヂカルラブリーの野田(クリスタル)さんです。野田さんは筋肉がありますが、僕もあるんですよ。野田さんがどれだけ体を絞ってくるか。M-1はそういう戦いでもあるので。脱ぐのは野田さんの芸なので、僕は脱ぎませんが、筋肉という意味では意識してます。

 

たける ボディービルの大会じゃないから(笑)。僕はもちろん、長谷川雅紀(錦鯉)さん。雅紀さん、僕の親父と同じ歳(49歳)でして、しかも雅紀さんに親父がちょっと似てるんですよ。だからマジで親父と戦う気持ちです(笑)。って、意識してるコンビを聞かれてるのに、2人とも答えがコンビじゃなくて個人だ(笑)。

 

 優勝者だけでなく、爪痕を残すことでこれまでたくさんの芸人をブレイクさせてきた『M-1』。新たな人気者が誕生するまで、時間はあとわずかだ!

( SmartFLASH )

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