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“遅咲きの苦労人” 堺雅人が独立発表…ファンが振り返る「無名時代の声優業」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.01.07 14:50 最終更新日:2023.01.07 14:50
今年10月で50歳を迎える遅咲きの苦労人が、次のステージに行くことを決断した。
1月5日、俳優の堺雅人が、昨年12月いっぱいで所属事務所の田辺エージェンシーを退社していたことがわかった。今後は個人事務所を設立し、活動していくという。
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堺は2000年後期のNHK朝ドラ『オードリー』で注目を集め、2004年のNHK大河ドラマ『新選組!』でブレイク。2012年のドラマ『リーガル・ハイ』(フジテレビ系)を経て、2013年のドラマ『半沢直樹』(TBS系)にて国民的俳優の地位を確立すると、その後はトップ俳優の座に君臨している。
「堺はお茶の間のイメージどおりに温和な性格で、仕事で関わった人から彼の悪評はまず聞こえてきません。『半沢直樹』で一躍時の人となりましたが、もともとは劇団育ち。
華やかな作品にこだわっているわけでもないでしょうから、今後は作品の規模にかかわらず自分がやりたいと思った仕事をマイペースで続けていくのでは」(芸能関係者)
2013年、菅野美穂と結婚したことでさらに名前が広まった堺だが、今回の独立報道で、ネット上では改めて無名時代の “声の仕事” がクローズアップされている。
「知る人ぞ知る話ですが、堺は1996年から2001年まで、テレビアニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(フジテレビ系)で白鳥麗次役を務めています。自称大金持ちのナルシストで、ヒロインの女性警官・麗子に思いを寄せているのですが、登場のたびにさまざまな理由から最後には貧乏になるというオチがつく残念キャラ。
2代めは声優の和田サトシが務めていますが、原作ファンからは、『堺のほうが合っている』との声があがるなど評価は高かった。また、白鳥の父親役を務めていたのが無名時代の八嶋智人。堺よりも少しだけキャリアが上だったことで、堺にダメ出しもしていたそうです」(芸能ライター)
堺は2002~05年にもSF作家・神林長平の小説が原作のOVA『戦闘妖精・雪風』の主人公・深井零役を務めており、昨年11月に発売20周年として見放題配信がスタートした際は、アニメファンならずとも注目を浴びた。
2018年の『プーと大人になった僕』で、成長したクリストファー・ロビン役を担当し、ディズニー声優の仲間入りも果たしている堺。独立後は声の仕事も増えていくのだろうか。
( SmartFLASH )