7月4日、『星野源のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、歌手で俳優の星野源が雑誌『AERA』で持つ自身の連載で、香取慎吾と対談した際の様子を語った。
連載のタイトルは『ふたりきりで話そう』だが、通常の対談ではライターとマネージャーが同席することが多い。ところが……。
「『そういうのをしたくない。もう完全にふたりきりで話すというのをやってみたい』という、たぶん対談史上初ぐらいの試みだと思います」
なんと、タイトルどおり本当に“ふたりきり”で話をしたのだ。
「そういうコンセプトで数回やったんですが、すっごい面白くて。やっぱり、ふだん聞けないお話とか、本当に素のテンションでいろんなお話ができるので、とっても面白くて。
ふつうのテンションで、ふたりでぼそぼそコーヒーを飲みながら、ぼそぼそしゃべってるっていうのがめちゃくちゃ楽しくて」
元SMAPメンバーの草なぎ剛を除き、芸能人の連絡先をほとんど知らないという、人見知りの香取が相手だからこその特別対応かと思いきや、この話には前段があった。
今年の4月、香取がレギュラーを務める『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)に星野が出演したのだが、その後にラジオでそのときの感想を語っていた。
「(星野の楽曲)『SUN』を聞いてくださって。で、『また歌いたくなって、踊りたくなった』っていうお話を聞いたときに、本当に鳥肌が止まらなくてですね。
『歌って踊りたくなった』ということは、『歌いたい、踊りたい』と思えなくなった時期があったということだと思うので。そういう方が『歌いたい、踊りたい』って思ってもらえるようになったのは、本当にすごくうれしい」
SMAP時代の話にも触れており、この続きに話を広げようとすると、どうしてもセンシティブな話題になる。そのためにも、“ふたりきり“での対談となったのだろう。
また、星野はこうも語っていた。
「(『SmaSTATION!!』が)始まる前とか終わった後に、本当に、本当にステキなことがあったんですけど。あの……言いません(笑)。裏話っていうのを勝手に言わないようにしたいなと思っていて」
こうした相手への気遣いこそが、星野の人気の秘密なのだろう。