発売中の「anan」2月1日号にて、2022年、18歳で文藝賞を受賞して作家デビューした日比野コレコ氏のインタビューが掲載され、“意外な人物”に影響を受けていたことに驚きの声があがった。
記事によれば、日比野氏は中学生のころからダウンタウン・松本人志が好きで、松本の発言を全部メモし、松本が聴いていると語った曲を聴いていたほど。そこから歌詞や広告コピー、俳句、短歌なども好きになり、「言葉」について深く考えるようになったと語っている。これにはネット上でも、
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《今の10代にも影響与えてる松本はえげつないな》
《松本人志のどこらへんの発言が刺さったのか気になる》
と、改めて松本の“レジェンド”ぶりが注目を浴びたようだ。
実際、いまでは一般的に使われている言葉の中には、松本が広めたとされているものも多い。2022年8月の『ダウンタウン vs Z世代 ヤバイ昭和あり?なし?』(日本テレビ系)では、その一例として「空気を読む」「ドン引き」「(セリフを)噛む」「スベる」「SとM」「引き出し」「グダグダ」「ブルーになる」「サムい」「ヘコむ」などが紹介され、Z世代の若者たちも衝撃を受けていた。
一方で、いまや大物として鎮座する現在の松本に対して「すでに終わっている」との痛烈批判をかましたのが、吉本の元芸人でユーチューバーの、村越周司だった。
1990年代に、ケンドーコバヤシとコンビを組んでいた村越氏は、1月29日までに自身のYouTubeチャンネルで『松ちゃんを死ぬほど好きだった元芸人村越が今の松ちゃんはすでに終わっていると思う理由について語ってみた』と題した、3本の動画を公開。2005年以前の松本のネタを大絶賛する一方で、以降の凋落ぶりについて、元芸人ならではの視点で解説している。
「村越氏は、松本のパフォーマンスが2009年から明らかに劣化していると指摘。その原因を、2005年に監督を務めた映画『大日本人』の失敗により、完璧主義の松本が“お笑いイップス”となっている状態が、いまも続いていると分析しています。それを克服するには『もう一度、映画に取り組み、成功させるしかない』とエールを送る一方、周囲にいるイエスマンの存在が、松本をダメにしていると苦言を呈し、とりわけ、右腕ともいうべき存在の放送作家、高須光聖(みつよし)氏から離れるべきだ、とアドバイスしています」(芸能ライター)
59歳になった松本だが、令和の若者にも刺さる、新たな言葉を生み出すことができれば「オワコン」説も払拭できるだろうが……。
( SmartFLASH )