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【止まらぬテレビ離れ】1月ドラマ “全作が平均視聴率10%割れ”の衝撃…10年前は6作、進む「話題作は配信」の流れ

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.03.13 20:18 最終更新日:2023.03.13 20:34

【止まらぬテレビ離れ】1月ドラマ “全作が平均視聴率10%割れ”の衝撃…10年前は6作、進む「話題作は配信」の流れ

西島秀俊が主演した『警視庁アウトサイダー』の平均視聴率は9.5%

 

 1月期ドラマが、続々と終盤を迎えている今日この頃。だが、今期の平均視聴率を見ていくと、全作10%割れという、“テレビ離れ”を強く感じさせる寂しい数字が並んでいる(以下の数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 

 大河や朝ドラ、2クール放送の『相棒』は除外するとして、残るは12作品。先日最終回を迎えた『警視庁アウトサイダー』(テレビ朝日系)は9.5%、『Get Ready!』(TBS系)は9.4%、『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)は6.2%と、厳しい数字を残している。

 

 

 他にも、まだ最終回を残しているが、『罠の戦争』(フジテレビ系)は8.6%、『100万回言えばよかった』(TBS系)は7.8%、『女神の教室』は7.1%……。列挙すればキリがないが、いずれも10%を超えるドラマは出ていない。

 

「今から10年前、2013年1月期の連ドラの数字を見てみると、15作中、10%割れのドラマは6作ありました。一方で、内野聖陽さん主演の『とんび』(TBS系)が15.48%、瑛太さん主演の『最高の離婚』(フジテレビ系)が11.85%と、きちんと数字を残したドラマも存在しています。

 

 こうした数字を踏まえると、今期ドラマの “全作10%割れ” は、この10年での地盤沈下が浮き彫りになった結果ともいえるでしょう」(芸能記者)

 

 実は、昨今の話題作は配信で結果を残している。川口春奈主演で、大きな話題を呼んだ『silent』(フジテレビ系)は、民放公式テレビ配信サービス『TVer』の累計再生数が、歴代最高記録を突破。1話から8話までの累計で、4600万再生を超えたという。

 

 ほかにも、『エルピス』(カンテレ)や今期の『ブラッシュアップライフ』などが大きく再生数を伸ばし、TwitterなどのSNSでも話題になっている。

 

「見逃し配信の数字は、いまや視聴率に次ぐ新しい指標となりつつあります。NTTドコモが2022年12月に公表した調査によれば、『TVer』は10代女性の3割超が利用しているといいます。10代といえば “テレビ離れ” が叫ばれる世代ですから、見逃し配信でこうした若年層をカバーできるのはテレビ局にとっても大きいでしょう。

 

 2022年4月からは、地上波放送と同時配信も始まり、スマホで手軽に番組を観られるようになりました。今後も、見逃し配信の数字が評価される傾向は、進んでいくのではないでしょうか」(同)

( SmartFLASH )

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