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加藤浩次が頭を下げまくった『スッキリ』17年間の事件簿…山本圭壱騒動の謝罪から始まり、ペンギンの謝罪で終了

エンタメ・アイドル 投稿日:2023.03.27 20:35FLASH編集部

加藤浩次が頭を下げまくった『スッキリ』17年間の事件簿…山本圭壱騒動の謝罪から始まり、ペンギンの謝罪で終了

 

 極楽とんぼ加藤浩次が、3月27日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)で、24日の放送で波紋を呼んだ “ペンギン池落下” 騒動謝罪した。2006年4月にスタートした同番組は、3月31日で終了し、17年の歴史に幕を閉じるが、この間にあったさまざまな「番組事件簿」を振り返ろう。

 

 今では3人の子供を持つ “優しいパパ” のイメージもある加藤だが、番組開始当初は『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)の「爆裂お父さん」などで見せていた暴れん坊のイメージが強く、朝の顔を務めることに批判的な意見もあった。

 

 

 そんななか、番組開始3カ月の時期に、相方・山本圭壱が淫行騒動で吉本興業から専属マネジメント契約を解除される騒動が発生。

 

 この一件に、加藤は逃げも隠れもせず、「相方がこういう形で報道されるのはすごく腹立ちますし、情けないし、気持ちの整理がついていない状況です。本当に申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げ、涙を流しながら謝罪した。

 

 身内の不祥事にも逃げず、視聴者と同じ目線で、わからないことは専門家に謙虚に話を聞く加藤の姿勢は次第に受け入れられ、視聴率も安定していく。

 

 当初はテリー伊藤とのコンビで、コメンテーターらと丁々発止のやりとりをするのも恒例だったが、テリーは2015年3月で降板し、2016年3月から2021年春まではハリセンボン・近藤春菜が出演するなど、共演者も入れ替わった。

 

■ニセ被害者を放送

 

 そんななか、2012年2月29日と6月1日に放送された企画で騒動が発生。内容は、出会い系サイトや芸能人になりすました「メール詐欺」についてのものだった。

 

 被害者として紹介した2人が実際には被害者ではなく、インターネット詐欺問題を取り扱っていた弁護士が依頼した知り合いだったことが判明したのだ。

 

「日本テレビの大久保好男社長(当時)は、会見で『弁護士から2人を紹介されたが、裏づけが足りないまま放送してしまった。再発防止に全力をあげたい』と説明しました」(芸能記者)

 

■吉本興業の闇営業問題で契約解除

 

 2019年には、宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号・田村亮ら芸人13人の「吉本興業闇営業問題」が起きた。同年7月20日、宮迫、田村の謝罪会見がおこなわれると、7月22日の『スッキリ』で、加藤は目に涙をためて「このままの体制が続くならこの会社(吉本興業)をやめる」と宣言する「加藤の乱」が話題となった。

 

 その言葉どおり、加藤は翌年、吉本興業とのエージェント契約を終了。「僕自身が発案したエージェント契約だったから、僕は続けたかった部分もあったんだけど、会社の方から契約延長しないと言われたら、ノーと言うわけにはいかない。それは、お互い納得のうえで、契約がなくなることになっちゃった」と語った。

 

■BPOが「放送倫理違反」とした不適切な発言

 

 コロナ禍という未曾有の事態のなかでも生放送は続いたが、2021年3月12日放送回では、タレントの脳みそ夫がアイヌ民族の女性を紹介するドキュメンタリー番組について、侮蔑するような発言をした。

 

 放送倫理・番組向上機構(BPO)は「放送倫理違反があった」との意見書を発表し、2021年8月26日には検証結果を30分間放送し、加藤も「北海道出身であるにもかかわらず、番組内で速やかに謝罪できなかった」と改めて謝罪した。

 

■五輪中継で「取材カメラがまぶしい」と選手からクレーム

 

 2021年7月28日におこなわれた東京オリンピックの卓球競技の中継では、日本代表として出場した伊藤美誠に対してカメラのライトが照射され、伊藤が審判に「取材カメラがまぶしい」と訴える事態となった。

 

「デイリー新潮によると、これは『スッキリ』のカメラで、『当該クルーが日本テレビの取材班だったことは事実で、関係者の指摘を受けて対応しました。日本テレビは今後もルールに則って取材を進めてまいります』とのコメントが掲載されました」(同)

 

■山本圭壱の番組初登場の日にペンギン事件

 

 2022年11月11日、『スッキリ』終了が発表された。その11日後の11月22日、山本圭壱が元AKB48・西野未姫との “54歳差婚” を発表。翌日の番組で、加藤は「おめでたいですし、僕自身もうれしい」と笑顔。「人生って、男女関係なく1人にモテればいい」としつつ、「山本、西野と結婚できるの、当たり前じゃねえからな」と温かな口調で呼びかけ、2人を祝福した。

 

 その山本は3月24日の『スッキリ』に「天の声」として初出演。当初は声のみだったが、“禁じ手” の顔出しでスタジオにも登場した。山本が「加藤浩次が17年間、お世話になりました」とカラむと、加藤は「帰れ! 出てきちゃダメなんだよ」とイジるなど、極楽とんぼならではやりとりを見せていた。

 

 だが、同日、オードリー・春日俊彰が「那須どうぶつ王国」から生中継し、ペンギンがいる池にあえて転落し、動物園側がツイッターで苦情を訴える騒動が発生。

 

 加藤は3月27日の放送で「春日君が落ちなきゃいけない状況に、MCとしての僕が追い込んでしまった。MCとして配慮がまったく足りなかった」と謝罪した。

 

「(動物に)危害を加えなければ池に落ちても大丈夫」と許可は得ていたものの、「動物がそこにいたということで、那須どうぶつ王国の方には、取材に対して快くOKしてくれた気持ちをくめず、不快な思いをさせてしまった」と詫びた。

 

 17年の『スッキリ』で起きた騒動に、SNSではさまざまな意見が書き込まれた。

 

《スッキリ今週いっぱいで終わるのに、最終週の初っ端から謝罪スタートしてて草》

 

《スッキリが終わっちゃうの悲しい 朝見る番組なくなっちゃう 17年もやってたんだね お疲れ様&ありがとう》

 

《スッキリが始まったばかりの時に、山本が不祥事を起こして加藤が号泣謝罪してから16年くらい経って横並びで出るとか胸が熱い》

 

「エンタメ情報も多かった『スッキリ』だけに、数々のアーティストが生ライブを披露しており、そこでハプニングもありました。

 

 2020年2月19日には、倖田來未さんが『Butterfly』を歌おうとして冒頭で声が震えてしまい、『ちょっと待って、もう一回いいですか?』と歌い直したことも。

 

 また、2021年9月15日にはPUFFYの準備ができる前にイントロが流れて、急遽、中断。加藤さんは『こんなことがあるんですね、生放送だから……申し訳ございません』と謝罪しています。

 

『スッキリ』には海外アーティストも多く登場して、レディー・ガガ、ジャスティン・ビーバー、エド・シーラン、テイラー・スウィフトらが出演。

 

 エアロスミスのスティーブン・タイラーが出演した際は、大好きなたい焼きをほお張りながらしゃべる彼に、加藤さんは『わかんない、わかんない』とツッコミを入れたことも。世界的なセレブ相手にコミカルなやりとりができたのも加藤さんならではでした」(同)

 

 謝罪に始まり謝罪に終わろうとしている『スッキリ』だが、最後の3月31日、加藤はどんな言葉を残すだろうか。

( SmartFLASH )

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