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“ペンギン池落下”SNSで指摘される「スシローペロペロ高校生」との共通点「どっちも面白いと思って迷惑行為をやっている」

エンタメ・アイドル 投稿日:2023.03.28 20:45FLASH編集部

“ペンギン池落下”SNSで指摘される「スシローペロペロ高校生」との共通点「どっちも面白いと思って迷惑行為をやっている」

番組MC・加藤浩次の謝罪時の態度にも批判が寄せられている

 

 3月27日、『スッキリ』(日本テレビ系)の放送で、MC加藤浩次が“ペンギン池落下事件”について謝罪した。

 

 ことの発端となった24日の生放送では、オードリー春日俊彰が「那須どうぶつ王国」でペンギンの世話にチャレンジ。春日が手にした餌につられペンギンたちが集まるなか、池に体ごと落ちるハプニングが起きた。スタジオで中継を見ていたMC・加藤浩次が「気をつけろよ」「落ちんなよ!」としつこく振り続け、春日がそれに応えてしまった形だ。

 

 

「ペンギンの身を危険にさらすような演出に、放送後から批判が殺到しました。動物園側は、放送日当日に『事前打ち合わせにはなかった状況』として、テレビ局側に厳重抗議をおこなっています。

 

 27日には、日本動物園水族館協会(日動水)も声明を発表。メディア取材を引き受ける理由は『広く人々に動物たちや命の大切さを知り学んでいただき、さらに生物多様性や地球環境の保全にも関心を向けていただくことを望んでいるから』だとしたうえで、『今回の番組内容は、そのような目的に合致したものとはとても思えません』『動物に対する敬いの気持ちを忘れて単に笑いの対象とするような行為は日動水として認められない』と厳しい姿勢を見せました」(芸能記者)

 

 放送当日は、番組が公式に謝罪コメントを発表。27日にはMC・加藤浩次らが「春日くんが落ちなきゃいけない状況に追い込んでしまった」と、あらためて謝罪した。同日には、日テレ社長も「動物に対する配慮に欠けた放送があった」と陳謝する事態となっている。

 

「『落ちるなよ!』といわれて池に落ちるのはお笑いの定石ですが、今回は動物たちの安全が確保されているとは言い難い状況でした。放送を見て、春日さんがペンギンを踏んでいないか、ヒヤッとした視聴者も多かったのでは。しかし、放送中は加藤さんが半ば“悪ノリ”の形で春日さんをあおり続け、実際に池に落下すると、スタジオは大爆笑。視聴者との感覚のズレが露呈してしまいました」(前出・芸能記者)

 

 カンニング竹山は、一連の騒動について「落ちてはいけないところに落ちるから笑いになる。ロケで水があって落ちるのは、日本のお笑いの古典芸能みたいなもの」などと発言している。だが、動物に迷惑をかけ、ひいては多くの視聴者に不快な思いを抱かせたとなれば、その行為は「笑い」というより「悪ノリ」に近い。

 

 悪ノリで笑いを取ろうとする行為は、近ごろメディアを騒がせてきた、飲食店での迷惑行為動画を想起させる。実際、SNSでは放送後から「スシローペロペロ高校生と何が違うんだ」といった声が続出している。

 

《スシローぺろぺろ ペンギンどぼん 当事者はどっちも面白いと思って迷惑行為をやっているから同じレベルだと思うのわいだけか??》

 

《那須どうぶつ王国で芸人がわざとペンギンのいる池に落ちて笑いを誘おうとしてたあれ、スシローでぺろぺろテロした子供と何が違うの??? ありえないでしょ》

 

《ワイドショーの中継でネタとしてペンギンの池に落ちたやつな、番組でさんざんスシローの件でやったやつをコケ下ろしてるはずやのに、自分らが同じことしてる もうね、テレビはニュースとドラマとスポーツ番組だけでええんちゃう?バラエティーはホンマにいらん!》

 

「お約束だから」という理由で突き進み、超えてはいけない一線を超えてしまった“ペンギン池落下事件”。テレビ業界は、視聴者との感覚のズレを埋めていく必要に迫られているのかもしれない。

( SmartFLASH )

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