昨季は自己ワーストの12敗を記録し、侍JAPANのメンバーからも落選――。いまいち “神の子ぶり” を発揮できていないのが、田中将大だ。
一方、妻の里田まいは経営者として絶好調だ。4月に自身のブランド「THE MINE COLLECTION」の立ち上げを発表。育児をするなかで、「いっそ自分が長く飽きずに使えるものを、自分で作りたい」と考えたという。第1弾としてトートバッグと万能クラッチポーチを発売したところ、予約が殺到。2日もたたないうちに完売となる人気ぶりだった。
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「里田さんはニューヨークでの生活が長く、女性向けファッション誌『LEE』でその生活ぶりを連載していました。そんな彼女のライフスタイルに憧れる女性が多かったということでしょうね。彼女をマネして、自分もブランドを設立したいと考える女性芸能人が増えるかもしれません」(芸能記者)
ここで気になるのは、女性芸能人ブランドのホントの実力である。熱烈なファンが買うのは当然として、商品そのものの評価はどうなのだろう。本誌は多くの有名芸能人のファッションを担当するスタイリストに “鑑定” を依頼、本音を聞いた。
まずはじめは、里田の「THE MINE COLLECTION」だ。
「看板アイテムである『毎日使うトートバック』(8800円)は、非常にベーシックなデザインで、仕事でもプライベートでも、さまざまな用途で活用できそうです。
でも、正直に言うと、どこにでもあるような印象で、1万円近い値段を出す気にはなりません。下手したら、竹下通りで1000円で売っているのでは」(スタイリスト)
と辛口評価。
続いては、同じく野球選手の妻である板野友美が2022年に設立した「ROSY LUCE」だ。同ブランドは板野が、WBCで日本の優勝が決まった表彰式直後の記念撮影で、ユニフォームの下に新作の「いちごのワンピ」を着用していたことで話題になった。
「流行りのデザインを取り入れてかわいいですし、板野さんのスタイルや思いもきちんと反映されていて、いいと思います。ワンピースやセットアップが多く、だいたい1着2万円前後と価格帯の高さが気になりますし、甘めな雰囲気は人を選びますが、身長が小さい彼女ならではのデザインが小柄な女性にフィットしそうです」(同)
宣伝熱心な板野の努力は実っているようだ。
板野と同じく、本人が新シーズンのたびに積極的に着用して宣伝している佐々木希「iNtimite」も高評価だ。
「2017年にできたブランドですね。しっかりと物作りや世界観ができています。上品で大人の女性向けなので、男性とのデートにもピッタリだと思います。
しかし、それが故に価格帯も少しお高めで、1着約1万〜4万円弱なので購買層は限られそうです。佐々木さんのブランドだと知らなくても、この服が欲しくて買う人はたくさんいそうです」(同)
と、立派にアパレルブランドとして成功しているようだ。
そして、女性芸能人のなかで最も成功したと言われているのが、元AKB48の小嶋陽菜が2017年に設立した「Her lip to」だ。
「小嶋陽菜のファン層の女性に人気がありそうな、かわいらしくてフェミニンな雰囲気のデザインは、人気ですよね。流行のデザインを積極的に取り入れていて、ウエストがシェイプされたワンピースなどは着やせ効果もあり人気です。こちらもワンピースが1着2万〜3万円ですが、コスパはいいと思いますよ」(同)
もはやアイドルというより、立派な経営者だ。
一方、酷評されたのは、ローラが手がけるロサンゼルス発の「STUDIO R330」だ。
「いつでも着られるワンマイルウェアのようなカジュアルな雰囲気は、手に取りやすいですね。価格帯も手頃です。ただ、正直 “普通” ですね。ユニクロやGUといったもっと手頃なブランドで十分な気がします。
ローラさんが好きだから買う人はいても、『このデザインが欲しいから買う』というタイプのものではなさそうです。素材にこだわり、サステナビリティを重視したようで、その点に共感できないと割高に感じてしまうでしょう」(同)
女性芸能人が本格的なアパレルブランドを経営するのは非常に難しいという。
「篠田麻里子さんは、2012年に『ricori』を立ち上げ、破竹の勢いで成長しましたが、本人がAKB48を卒業してから、一気に経営が悪化し、2014年に潰れてしまいました。
ファンに向けて作るだけなら、量も種類も少なくして、こじんまりやるのがベストでしょう。その点、6年も続き、アイテムの種類も比較的豊富な佐々木さんや小嶋さんはすごいですよ」(同)
里田まいのブランドも長く続くといいけれど……。
( SmartFLASH )