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『名門!多古西応援団』は「月マガ」のアンテナショップだった
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2017.08.27 11:00 最終更新日:2017.08.27 11:00
「『湘南爆走族』みたいなものを……という担当の要望から暴走族に代わる硬派な男の集団として選んだ応援団員たちの群像劇が『多古西』でした」
そう当時を振り返るのは漫画家の所十三氏(55)。大学卒業年の初夏に読み切りが掲載されて、連載開始は秋から。
「いかつい見た目だけど、優しくてやるときはやる。そのギャップで泣かせる話を入れたことがよかったのかな。
ただ、応援団が主役なので、野球やサッカーとか、いろんなシーンを描かなきゃいけない。勉強になりましたね。
あと、先生を題材にした回の評判がいいと、先生ものの連載が始まったり。月刊少年マガジンのアンテナショップみたいでしたね(笑)」
『名門! 多古西応援団』
(月刊少年マガジン1984年~1992年)
ところじゅうぞう
1961年静岡県生まれ 1984年、「月刊少年マガジン」でデビュー。その後も『疾風伝説 特攻の拓』、『DINO2』(ともに講談社)などヒット作多数。『ドルフィン』(秋田書店)を連載中